ムサシアブミサトイモ科テンナンショウ属 芽生え
果実・種子
塊根
(2018年4月撮影)
マムシグサ程ではないですがムサシアブミも林道沿いでよく見かけます。3小葉2枚の葉は時には5,60cmと大きくなることもあり目立ちます
2枚の葉の間に花を咲かせる、花が葉の上に出ることはありません
1枚目の左の株、葉が展開する前に花を咲かせています
これなどはまだ葉が殆ど展開してないのに花を咲かせています。展開する前の葉の様子がよくわかる
仏炎苞上部の緑と白の縞模様は綺麗なのですが
横から見た弦部はチョコレート色でちょっと不気味です。これも雌雄異株ですがあまり切り開く気にはなれない
(2016年4月撮影)
マムシグサほどではないですがムサシアブミも割と見られます。これはまだ葉が十分展開してなくて出始めの状態
でも花はしっかり咲いている。マムシグサより大きいのですが葉の下に咲くのでいまいち目立ちません
仏炎苞合わせ目、穴が開いている用に見えますが貫通していないのでこれは雌株
仏炎苞を開いてみたら当たり、鮮やかな緑色の子房、真っ白な付属体、仏炎苞の紫色の筋ととても綺麗でした。これは元に戻しておいたのですが
この辺りは多く咲くのですがこの日はまだ少なくこれが2つ目に撮った花
合わせ目が貫通していてこれは雄花、早々に見つかってよかった
ムサシアブミでは上から内部を覗くことが出来ず仏炎苞を開こうとしたら破れてしまった
葯に大小があって上の方が大きいですね、でも小さい方の葯は花粉が出ているけど大きい方はまだ、役割が違うのかそれともこれからなのか
芽生え(2016年4月撮影)
この辺りはマムシグサも一緒に咲いていますがこれは多分ムサシアブミの芽生え
果実・種子(2017年11月撮影)
マムシグサは果実が熟しているのにムサシアブミはまだどれも青い果実ばかりでした、でもマムシグサの葉はすっかり枯れているのにこちらはまだ緑色の大きな葉を広げている
果実は葉の上に出てこないので緑色だとますます目立ちません
何とか色づいたのがありましたがこれは多分茎が倒れた影響、他の植物でもありますが刈り取られて死に瀕すると慌てて熟し始めることがありま
果実の大きさはマムシグサと特に変わりなし
種子は2個入っていました、他で3つも見てみましたがどれも2個ばかり、でも他のサイトを見てみると必ずしも2個ではなさそうです
大きさは7,8mmとマムシグサより一回り大きい、植物本体側に突起、反対側の突起はなさそう
微細な凹凸があります
こちらも2個だけど1個は熟すことが出来ず小さいまま、その分もう一つは大きくなっている、これは先端に突起が見えている
種子を出してみました、右がムサシアブミで左がマムシグサ、数は必ずしも一定していないようですが大きさも色も随分違います
塊根(2022年7月撮影)
7月の大雨ですっかり洗い流された山道にムサシアブミがあった、塊根が見えている、滅多にないチャンスなので撮影
廻りに見えている白い細いものはムサシアブミの根でしょうか
根本に塊根、まさしく芋ですね、太い根もありますがこれは植物本体を支える為のものなんでしょうか、地中にガッチリ食い込んでギリギリのところで流されずにすんだようです

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