ムギランラン科マメヅタラン属 果実
(2021年5月撮影)
岩塊に張り付くように生えているムギラン、来るのも撮影するのも厳しい場所
葉の間から超地味な花が咲く、これでもラン科
まるで怪物の首
上にウサギの耳のように見えているのが側萼片で下に見えているのが背萼片、大抵このように咲きますが普通のラン科とは逆ですね
別の花ですが画像を180°回転してみました、これだと分かりやすいかと思います、左右に見えているのが側花弁、その間に唇弁、奥に蕊柱も見えています
これが一番良く撮れた花、ラン科だと理解していると構造が分かります
偶々日が当たっていました、蕊柱が黄色く見えているかな。ここで日が当たるのはこの時間帯の1,20分くらいでしょう、1枚目辺りのは1日中日が当たりません
(2018年6月撮影)
秋吉台のラン科の中でも特に希少なムギラン、希少だけでなく超地味です、これでも今年は多く咲いてくれたなと思いました
これでも咲いています、元々あまり開きません
左右下側に伸びているのが側萼片、上部の三角状のが背萼片その両側が側花弁、その間の緑色のが唇弁、鼻の奥に茶色く見えているのが蕊柱、と説明するとラン科だと分かると思います
花弁や萼片内側に毛状突起があるようです
右側半分隠れているのが偽球茎、その基部から花が出ます
丸いのが偽球茎、そこから葉が1枚出ます
卵形の葉、これは楕円形に見える。中央に主脈のような筋が入る、右側のやや黒っぽい葉は去年のかな
果実(2018年5月撮影)
ムギランの果実、花期は6月なのでこれは当然昨年のものなので種子はもう飛んで空っぽだろうな
花はあまりラン科らしくありませんが果実はラン科ですね、尖っている部分が蕊柱の痕でしょうか、それが栓をして果実が伸びることが出来ず横に広がって裂けてくるんでしょうね。ラン科だけでなく他の果実でも同様のが見られることもあります
両目と嘴を持った鳥の頭そっくり

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