モッコクサカキ科モッコク属 果実・種子
(2018年7月撮影)
今まで秋吉台で見ていたモッコクは家の敷地内だったり野生かどうか疑わしい株だったりしましたがこれは山の中で完全に野生の株でした。前に来た時蕾があったので来てみたら咲いていました。そもそもモッコクは海岸付近に生える樹木だそうで内陸の秋吉台にあるのが不思議
本年枝の基部に単生し下向きに花を咲かせる
両性株と雄株があるそうでここのは両性花でした。多数の雄しべ、柱頭は2裂する、雄しべに囲まれて子房が見えている
こちらの柱頭は片側が3裂しているように見えます
こちらは柱頭が2裂せず一つだけのような
ハエの仲間が訪問していました。左上に見えているのはひょっとしてマダニ、でもマダニにしてはちょっと大きそう、ダニも多くの種類があるでしょうしね
葉は互生で楕円状卵形?狭倒卵形、先端は丸く葉柄は赤みを帯びる
果実・種子(2018年11月撮影)
7月に花をアップしたのと同じ樹木、花はあんなに多く咲いていたのに果実はごく僅かでした、残骸状態のも見当たらなかったから鳥に食べられたのではなく初めからならなかったようだ、食べたくなるような果実ではなくそれは鳥も同じだろ、赤い種子が狙いか
4個の種子が入っていた、数は一定ではないようだ、大きさ5mm程でやや不揃い
胎座なのでしょうか、種子が付いていた跡
この種子は半球形でした
右が平面、左が球面側、表面に細かな凹凸がある
赤いのは仮種皮ではなく種皮だそうです、種子と強く結びついていてとるのは困難でした
果実・種子(2016年11月撮影)
赤い果実がたくさん生ってます
果実だけでなく萼片も果柄も真っ赤
時間が経ったのでしょうか果皮が褐色になりひび割れて種子が見えています
すっかり露出した種子
種皮に覆われた種子、5個入っていました、大きさは7mmくらい
種皮は種子にしっかりついているので手で擦った程度ではとれず水で洗ってみました。表面凸凹、仮種皮の表面も細かな凹凸があるようです

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