ミズヒキタデ科ミズヒキ属 果実・種子
(2017年7月撮影)
湿っぽい道端に咲いていたミズヒキ、車を停めたすぐ脇に咲いていたので序に撮影
シンミズヒキに比べて花序がやや疎らだそうだけどそういう視点で見たことなかった
萼片が紅白に分かれているから水引、全部白いギンミズヒキがあります、花柱は2本で丸い柱頭が見えている、雄しべは外側に4本内側に2本あるようです、内部に蜜が見えている
萼片が5枚のがありました、それでも紅白に染め分けられています、それに対応して雄しべも5本、花柱は2本
閉じた花に2本の花柱が出ています、開いた花が閉じたのか、初めから開いてないのか, 下側の花被片もあまり白くないような
花被片が重なっているからやはり閉じたのでしょうか、鈎型に曲がっている、柱頭が膨らんでいるのがわかる
茎には上向きの毛
葉にはV字型の斑紋がある、濃淡の差が大きく全く無いのもあります、斑紋があればミズヒキですがないからシンミズヒキとは言えません
葉の両面に毛が生えているので触るとザラッとしています、シンミズヒキは無毛なのでサラッ
(2017年7月撮影)
開かない花が多いミズヒキだが開いていれば撮ってみようと思う。画面右側の花が白っぽくなっていて開いているのが分かります
これも葉鞘なのかな、その隙間から花が出ている
萼片が紅白に分かれているのでそのまんま水引。花柱は2本、中央に小さく透明な柱頭があるのでわかると思います。その下に雄しべが1本と周りに4本で計5本
葉の表面に毛が生えていて触るとざらつく
普通開いている花は少ないのですがこれは上から下までよく開いていました
ちょっと接近、ほとんど開いています。こんなによく開いているのを見るのは初めてかな
こちらは別の場所、葉に黒斑があるのが水引の特徴ですがこれはないのでシンミズヒキかと思いましたが葉に触ってみるとざらついていて毛も生えていたので水引でした。この周囲のはみな黒斑がないタイプでしたね
これも花がよく開いています。シンミズヒキはもっと密に花をつけるとか
これは赤と白がくっきり分かれてます。雄しべがまだ未熟なようで葯が2つあるのが分かります
果実(2018年12月撮影)
ミズヒキの果実もまだだったので撮ってみました
花をそのまま褐色にしたような果実
長い花柱もそっくり残っています、まるでガラガラヘビの舌、左側のは萼片がとれかけて果実が見えています、タデ科なのでこれも種子ではなく果実
花軸を指で軽くこさぐと簡単に落ちてきます、萼に包まれたのや既に露出した果実もあります
これはもうカタツムリ(笑)
一つ一つ皮を剥くのは大変なので手のひらに乗せてぐるぐるしてまとめて皮剥き、まるで脱穀
タデ科らしい艷やかな果実、イヌタデ属は黒いのが多いですがこれは褐色です、大きさは3mm程

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