ミゾソバタデ科イヌタデ属
(2018年6月撮影)
水の減った溜池に咲いていたミゾソバ、秋吉台では淡いピンク色のが多いですがこれは色が濃かったので撮ってみました、溜池なので完全湿地、地面ズブズブ
茎先端に多くの頭花をつける、花柄に腺毛があるそうですが見えてないかな
イヌタデの仲間とは思えない美しさ、タデ科なのでこれは花弁ではなく萼片
雄しべは8本、外側に5本、内側に3本見えています。柱頭は3岐、中央に小さく直線上に並んでいるのがそれです
これは別の時期別の場所、右の花はまだ開いてないので既に雌しべ先端が飛び出している、左の花も柱頭が見えている
4弁のがありました
葉は卵状鉾型、黒斑がある、これが牛の顔に見えるところから別名ウシノヒタイ。これはくびれが大きく基部の張り出しも大きい
托葉鞘は短く縁に多くの毛が生えている
時には托葉鞘上部が葉状に広がることもあります、昆虫に対する蛇返し的な役割があるんでしょうか
(2016年10月撮影)
群生していたミゾソバ、大抵群生していることが多いですが
夏前から咲き始めていますが今頃からが一番多く見られる季節でしょうか
枝先に十数個の花をまとまって咲く、イヌタデ属は長い穂状になることが多いのでこれはイヌタデ属という感じがしません
色はかなり赤っぽいのから白まで色々ですが花被片先端が赤くなる程度が一番好きですね、半透明感のある花被片がなんともいい
一つの花の中でも赤くなる程度が多少違う、雄しべはわかりますが雌しべはわかりづらい、右側の花で3岐した柱頭が見えている
小さな丸い柱頭を持った雌しべ、雄しべとほぼ同じ長さのようです
花軸に腺毛がある
卵状鉾型の葉、普通黒斑がある、この形から別名ウシノヒタイ

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