ミヤマカタバミカタバミ科カタバミ属 果実・種子
ピンク
閉鎖花
芽生え
(2018年3月撮影)
薄暗い湿っぽい林内に咲いているミヤマカタバミ、ミヤマと名が付く植物は多くありますが深山のイメージとは程遠い場所に咲くのも多くこれもそう、普通にヤマ・カタバミでもよさそうですがミヤマと名がついたほうが有難味が増しそう(笑)
ここは初めての場所ですが今までで一番多く群生していました
花の大きさは3cm程、カタバミよりはずっと大きい。雄しべがリング状になっていますが偶々でしょうね
雄しべは10本、柱頭は5裂、柱頭の方が長いのでピントがあっていません
横から見ると雌しべの方が伸びているのが分かります
萼や花柄に毛が密生する
いかにもカタバミ科らしい葉、カタバミよりずっと大きい。カタバミはこんな場所には生えないので葉だけでもミヤマカタバミだと分かります
(2012年4月撮影)
ミヤマとついているがその辺の山で普通に見られるミヤマカタバミ。葉の色が濃いのと薄いのがあるが薄いのが今年の葉だろうか
午前中はまだ十分開いていないのが多かった
完全に開いた花
横から見ると花弁が平らになり蕊が突き出ている
雌しべが5本に雄しべが10本、半透明感のある花柱や花糸が綺麗
ピンク(2013年5月撮影)
ミヤマカタバミもたくさん咲いていましたが普通の白に混じってピンク色のが咲いていました
白を見慣れた目にはこの色は新鮮
花弁の裏側も同様の色合い
ピンク色が濃いのをベニバナミヤマカタバミというそうだがそこまでは濃くなく。有色の花が白花になるのは色素を作る遺伝子が機能しなくなるなどで理解できますが逆の場合はどうなんだろ、新しく色素を作る遺伝子が出来たとも思えず元々こんな色だったのが何らかの理由で白花が優勢になったんでしょうか
閉鎖花(2021年5月撮影)
ミヤマカタバミから何か突き出ていた、どうやら閉鎖花のようです
別の株でも、開放花の後閉鎖花を出してきます
この辺りであちこち見かけました
表から見ても中が空のように見えます、一昨年も同様のを見ていますがあの時は中が詰まっていた、時期も7月だからあれはやはり果実だったようです
カットしてみました、やはり中はほとんど空っぽ、葯らしきものも見えています
これが子房でしょうか、棒状に突き出ているのが雌しべかな
果実(2019年7月撮影)
花のすっかり終わったミヤマカタバミから長いものが出ていた、開放花の後に閉鎖花をつけるそうなのでてっきりそれかと思いました
近くにもう一つ、ここにはたくさん咲いているのですが見かけたのはこの2つだけ
5cmくらいに長く伸びている、閉鎖花は短いようでこれは果実でした
長さ1cm程、萼片や花被片に包まれている
果実や果柄に毛が生えている、撮影時点では閉鎖花とばかり思っていたから種子を見なかったよ
芽生え(2014年2月撮影)
ミヤマカタバミの葉、右脇に見えているのが芽生えかなと思うけど
まだ子葉だけで本葉は出ていない。芽生えハンドブックにはさすがにミヤマカタバミは出てないけどカタバミの子葉と似てる、と言っても子葉だけでは区別できないのが多いしな
こんな状況ではミヤマカタバミ以外考えられないけどな
子葉だけのはたくさん生えていたけど本葉が出ているのは全く見かけなかったので断定できず、?付きでアップ。カタバミの芽生えを探しているんだけど小さな個体を見ても子葉が出ているのは未だ見かけず

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