ミヤコアオイウマノスズクサ科カンアオイ属
(2016年3月撮影)
ミヤコアオイの葉は時折見かけましたが去年生えたような古い葉ばかり、これが右側のが今年出てきたような新しそうだったのでめくってみたら
花が咲いていました
でもよく見るとこの葉柄は途中で切られています、新しい葉は関係なかったみたい。しかも花柄の途中から葉が生えています、苞葉?、葉柄が切られたせいで大きくなったのかな。切断はどう見ても人為的、しかしこんな場所にわざわざ来てこの葉を切っていくのかな
キクラゲを思わすような暗赤紫色の花、花弁ではなく萼片
表から内部を見るのは無理なので切断してみました
萼片が結構厚い、萼筒の内部もよく分かります
円筒状に突き出ているのが花柱で6本ある、周りの楕円形のが雄しべの葯、こちらは12個あるそうです。萼筒内部の網目状構造も見えています
白っぽい部分は子房で内部に未熟な種子も見えています。今年は種子を見てみたいものだ
裂片を持って持ち上げようとしたら簡単にもげた(^^;)、固いけど脆い
せっかくなのでカットしてみました、内側に6本の花柱、外側に12本の雄しべがあります
柱頭には突起があり外向き、葯は2室からなっている
(2014年4月撮影)
新しい葉が出ていると花が咲いている、の法則
正解ピンポ〜ン
こちらは盛大に新しい葉が出ています
花も沢山咲いている
それにしても奇妙な花、カンアオイ属はどれも変わっているがその中でもこれは特に変わっているような。でもこちらではこれが一番普通に見られる
よく似たのにサンヨウアオイがあって萼筒上部が膨らんでいることで見分けるそうだ
ナメクジが花粉を媒介なんて書かれているのもありましたがこの小さな穴では無理、蟻など小さな昆虫だろうな
中に何か見えてます、場所からして雌しべかな
なかなか見られないアングル

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