ミツバアケビアケビ科アケビ属 異型
果実・種子
芽生え
(2017年4月撮影)
普通に見られるミツバアケビ
名前の通り3小葉、小葉の数もそうですが縁が波状の鋸歯になるので分かりやすい
雌雄異花、雄花序は細長くその基部に1−3個の雌花をつける。雌花を付けない雄花序もあります
ブドウの房のような雄花序
先端のは花粉を出し始めていて約だなと分かります
雌花はアケビの雌花より小さく色が濃い
太い花柱に艶のある柱頭、これも雄しべの痕跡があります
(2016年4月撮影)
アケビに続いてミツバアケビも咲き始めています
葉腋から花柄を伸ばして花を咲かせる。花序の中でブドウの房のように見えているのが雄花序、基部に見えているのが雌花、雌花は1−3個付きますが付かないこともあります
大きな雌花、花弁はなく周りに見えているのは萼片、普通3枚ありますがこれは4枚。雌しべの数も3−6と一定しない
手毬のような雄花、雄しべは6本だけど殆ど葯ばかりですね。中央に雌しべの痕跡、周囲に小さな萼片も見えている
卵形の葉、これは少し細長い、波状の鋸歯がある
異型(2019年4月撮影)
一昨年変わり種のミツバアケビを見ていたのでまた来てみたら相変わらず変わり種状態で咲いていました
普通は雄花序になる部分がすっかり雌花化しています
雌花自体は特に変わりなし
ブドウの房のような雌花序、普通は雄花序がこのような状態なんですけどね
やはり雌花自体は変わりなし
こちらは花柄が長くなってやや疎らな花序になっている、普通雌花の花柄は長くなりますがこれで半分程度
先端部に雄花が残っていました、花粉も出ているようです
中途半端なのもありました、上下両端だけが雌花化しています
これが普通の雄花序、でも萼片が少し大きいかな
花序だけ見てもミツバアケビだとわかりますが葉を見るとやはりミツバアケビです。さてこの雌花序に果実はなるだろうか
(2017年4月撮影)
こちらは別の場所、なんか違うなと思って撮ってみました
左側のはブドウの房のようになっていて雄花序のように見えますが全て雌花です
こちらも全て雌花、基部の雌花は疎らですが(それでも数は多い)本来雄花序になる先端も雌花序になっています
これで全て果実になったら見事だろうな。雌花序は果実を生らす空間が必要なので花は疎らなのが普通なんですけどね。雄花が雌花化するなんてことあるのかな
これが本来の雄花序、右後方に赤く見えているのが雌花化した花序です
果実・種子(2019年10月撮影)
割と見かけるミツバアケビの果実
一つの花から1−3個くらいの果実がなります、パカッと割れている方が美味しそうに見える
艷やかな種子、大きさは5,6mm、エライオソームがついています
ムベとミツバアケビの種子の大きさ比較、ムベの方が倍くらい大きい
果実(2010年10月撮影)
はじめはムベの実かと思ったけど葉が違う。調べてみたらどうやらミツバアケビの実のようでした
へーこんな感じで実を付けるんだ
近所の公園だけどこの時は手が届かなかった。今頃行ってももうないだろうな
芽生え(2015年4月撮影)
薄暗い林床に生えた多数の芽生え、さすがに子葉だけでは正体がわからないけど
本葉が出始めているのがありました
鋸歯のある3小葉、短い葉柄がある等の特徴からミツバアケビかなと思いました
本葉が出始めたばかり
伸びてきた状態
林の中だけど絡みつく相手の樹木までは少し離れているし多分育たないだろうな

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