ミドリハコベナデシコ科ハコベ属
(2018年3月撮影)
近所の空き地に大群生していたミドリハコベ
所々でドーム状に盛り上がっている。コハコベはこんな風にならないかなと思うので逆にこういうのを見かけたらミドリハコベかなと思って撮っています
花弁は5枚だが深裂するので10枚に見える、ミドリハコベは萼片と同長、コハコベは少し短いそうだがこれはハッキリ短い
未熟な雄しべの葯は赤紫色、雄しべの数はミドリが5−10、コが1−7だそうだけどどちらも不定なのでまず識別ポイントにはなりません
茎は淡緑色、コハコベは暗紫色だけど中間的なのもあって迷います
茎下部の葉は長い柄があるが最上部の葉は無柄
茎下部の葉、葉柄に毛が生えている、茎にも片側に毛が生えている、この特徴はコハコベも同様、一応総合的にミドリハコベと判断しました。最終的には種子の突起を見る必要があるようですがそれも顕微鏡サイズなので分かるかどうか
(2015年3月撮影)
ハコベと言っても見かけるのはコハコベばかりで撮る気が起きないけどこれはうず高く盛り上がっている状態が目を引いて撮ってみました。高さが4,50cmもあってこれはひょっとしてミドリハコベかなと思うようになった。コハコベは斜上するので高さが10−20cmとそれ程高くなりません
1m以上の大きな群落、まさしく純林状態
茎を見ると緑色でミドリハコベのようです。コハコベは紫色を帯びるけど例外もあるから厄介
雄しべの数もコハコベとの重要な区別点、ただコハコベは1−7本、ミドリハコベは4−10本と重なっている部分がある上にサイトに寄って数字が違うからこれまた厄介。これは7本見えてます。柱頭は三裂、ウシハコベは五裂します
これは雄しべ8本、花粉を出している葯と出していない赤紫色の葯があリます。これから花粉を出すのかな、それとも違う役割があるのかな
これは9本、ここで確認した限り全て7本以上でこれからもミドリハコベで間違いないようです。最終的には種子の突起を確認しなくてはいけませんが。コハコベの突起は丸みを帯びておりミドリハコベは尖るそうだ
これは10本、花弁の付け根と間から雄しべが出てくることを考えるとこれが標準なんでしょうが、植物は雄しべは少なくなるよう進化しているようでこれも進化の過程中なんでしょうか
卵形の葉、下の方には葉柄があるが上の方は無柄
茎の片側に毛が生えている、これはどちらも同じ

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