ミドリハカタカラクサツユクサ科ムラサキツユクサ属
(2017年6月撮影)
秋吉台では初めてのミドリハカタカラクサ、家の近所ではいくらでも群生していますが秋吉台では少ないようで探すのに随分時間がかかりました。ここも直感で来てみたら当り〜、数は少なかったですけどね
南米原産、トキワツユクサとしてアップされているのは大半がこちらみたいです。ノハカタカラクサは茎が赤紫、ミドリハカタカラクサは緑色ですがこれは少し赤みがかかり迷うのも多いです
真っ白な花に黄色い役が目立つ、ツユクサとは属が違いムラサキツユクサの仲間です
花に髭のような花糸が多い、ノハカタカラクサはこれが少ない。両者の違いはこちらから
1本の雌しべが突き出ている、不稔だそうです
萼片の裏に長毛が生える、右側のは蕾の状態です
今までオオトキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)と思っていたのとは別にオオトキワツユクサがあるようです。葉の大きさがミドリは3−6cm,オオは7−12cm,これは7cm近くありますがこれ以上長いのはなさそうなのでミドリハカタカラクサとしました
(2016年1月撮影)
もうオオトキワツユクサが咲いていた。この一輪だけだったけどね
花糸が多いのでトキワツユクサ(ノハカタカラクサ)ではなくオオトキワツユクサ・・・と思ったけど(以下後述)
普通科弁は3枚で同型同大だけどこれは4枚ある、上側の2枚が少し小さいので分裂したのかな
中央に見えているのが雌しべ、葯のとれた雌しべのように見えます。花糸は細胞一つ一つが見えるよう
検索している内にオオトキワツユクサに似たミドリハカタカラクサというのがあるのを知りました。萼背面に粗長毛がある
蕾の方がその様子がよく分かります、長さは1mm程度。オオトキワツユクサにもありますが1mm以上あるそうです
葉の基部は鞘状になり長毛が生える
葉の長さが一番違い、ミドリハカタカラクサは3−6cm、オオトキワツユクサは7−12cm。こんなに大きな葉は見たことないから今まで見ていたオオトキワツユクサと思っていたのはミドリハカタカラクサの可能性大
どちらも葉縁に毛が生えるそうだがミドリハカタカラクサは微細なのに対してオオトキワツユクサは肉眼でもはっきり見えるそうです。これも殆ど見えないからやはりミドリハカタカラクサかな

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