メハジキシソ科メハジキ属 果実・種子
(2020年7月撮影)
放置状態の畑の一角に咲いているメハジキ
これで1.5m程の高さ、以前は2mを超すこともあった
花は上部の葉腋に輪生状につける
下唇は3裂、中央裂片が長くまるでお化けが舌を伸ばしているよう。上唇に沿って雄しべが見えている
雄しべは4本、葯は2室なので8個あるように見える、まるで団子状態、小鬼の角のように見えているのが柱頭の片割れ、花糸にまで斑紋がありお洒落
雄しべがバラけて中央に2裂した雌しべが見えている
更にバラけてまるで笑い顔、2裂した雌しべは前に出てきている
萼に腺点があり白く点々と見えている、基部に棘状の小苞がある
葉は3深裂〜全裂、裂片は更に細かく裂ける
(2018年8月撮影)
今年のメハジキは何時も早く咲いている場所が全く生えておらず遅くなった。ここも以前は2m程の高さになっていたのですが1m程度と小さい
先週来た時小さな蕾があったのでもう咲いているかなと思ってきたら無事咲いていました、でも数は少なく10も咲いていない、蕾も少なく全くついていない株もありました
これで1.5cm程、キセワタを一回り小さくしたような花
雄しべは上唇に沿って4本、キセワタの花糸は白いがこちらは赤い。中央にやや白っぽく見えているのが花柱・・・のはず、上唇に葉脈のような筋が入っている、花弁は葉が変化したものなのでその名残か
前の写真は花糸にピントがあっていましたが僅かにずらしただけで葯にピントが合い花糸にはあっていません。マクロ撮影はこういうとこが難しい。葯もキセワタのにそっくり、これはハンバーガーか
葉は深く3裂し裂片は更に羽状に裂ける
こちらは別の場所、この地殻では見ていますがここは初めてかな。溝の中に生えていた、やはり丈が低く1m程度
こちらは割と多くの花をつけていた、花が随分白っぽい
葉腋に輪生状に花をつける、キョンシーの集団(笑)
下唇は3裂し中央裂片が大きく裂けている、上唇外側に毛が生えている
果実(2020年10月撮影)
10月4日花盛りだったメハジキ、2週間後来てみたらすっかり終わっていました
萼筒がまだ緑が残っているのもありましたが殆ど茶色、咲いている花は全くありませんでした
萼筒の中に4分果、まるで4分割されたように収まっています
花序を持って振ると果実が簡単に落ちてきます
果実の大きさは2.5mm程、中に少し大きく色が薄いのもありますがまだ十分熟してないのでしょうか、だとすると熟すにつれて水分が抜けてくるのかな
こちらが内側を向いていた方、尖った稜があります
外側を向いた方はやや球面状、どちらの面も凸凹しています
稜にはごく短い翼があるような、翼と言うより乾燥で端が突き出てきているんでしょうか
果実(2015年10月撮影)
ここにもあったのかメハジキ、去年までは殆ど1ヶ所でしか見ていなかったのに今年はここでもう5ヶ所目、探せばあるもんです
先端が尖った萼片が残っている、基部に見えている線状のは小苞
萼の中に見えているのが4分果の果実
果実を取り出してみました、大きさは3mm弱。これが果実と言われても素人目には種子ですね
稜がある、表面は僅かに凹凸があるようです

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