マルバタチツボスミレスミレ科スミレ属 異型
(2019年3月撮影)
タチツボスミレとニオイタチツボスミレとの交雑種マルバタチツボスミレ、明るい環境を好むそうで山焼き後の台地上で多く見られます。両者の中間的な特徴を持つがどちらかの親の特徴が強く出る場合もあり迷います、どちらかというのニオイタチツボスミレ似が多いかな
これは結構美形、ニオイタチツボスミレは花弁の白と紫の境目がはっきりしているそうだがこれはややボンヤリかな、殆ど主観の問題ですが
柱頭は棒状、側弁は無毛。
花茎は有毛
名前の通り葉は丸みを帯びるがニオイタチツボスミレの特徴が出ると少し細長くなります
まとまって咲いているのがありました
花事に色むらがだいぶあります、これこそ交雑の証拠でしょうか
これは一つの花の中でも色むらがあります。やはりマルバでしょうね
(2018年3月撮影)
タチツボスミレとニオイタチツボスミレの雑種マルバタチツボスミレ
台地上では割と見かけるようでニオイタチツボスミレより多い気がします
花姿はニオイ系だけど色がやや薄いかな
花柱棍棒状、側弁無毛、白と青の境目は割とくっきり
距はやや長く太め、花柄に毛が生えている
葉はタチツボスミレに似ているかな、この時期基部が丸く折り畳まれていて形がよくわかりません
托葉は櫛歯状、深く裂ける
異型(2017年5月撮影)
台地の上に咲いていたスミレ、オオタチツボスミレかなと思って撮ったのですが
何時もの通り横顔を撮っていると何か変、距が2つある、初めは花が重なっているのかなと思ったのですがそうでもなさそう。距は白くないのでオオタチツボスミレではなかった
上から見ると確かに距が2つあります。ごく偶にあるようですが初めてみました
改めて正面から見ると普通2枚の上弁が3枚あります
葉の様子
托葉は櫛歯状なのでタチツボ系、でもタチツボスミレではないしニオイタチツボスミレは櫛歯がもっと深く裂けるようなので交雑種のマルバタチツボスミレでしょうか

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