マルバノホロシナス科ナス属 果実・種子
(2015年8月撮影)
毎年ここで撮っているマルバノホロシ、細々と生き延びています
蕾はそこそこあったけどあまり綺麗に咲いてなかった
葉は丸くないけどマルバと名が付く。よく似たヤマホロシの葉が裂けるのでそれに対してのマルバ、植物の世界でよくあるお約束
近くのもう1ヶ所も見てみたけど見当たらない、と思ったら下に茎を伸ばしていた
この花序は多くの花を咲かせていたけど全体に勢いがなかった
何とか綺麗に咲いていた花
同じ花をアングルを変えて。薄紫の花弁が美しい
(2013年8月撮影)
これは正真正銘のマルバノホロシ
花弁は強く反り返るが平開している状態のもよく見かける
光に透かした薄紫色の花弁が美しい。これはやはり平開した状態じゃないとね
大分反り返った花弁、集葯雄蕊は黄色、ヒヨドリジョウゴは茶色
最終的には強く反り返ります。ヒヨドリジョウゴに比べてゆっくり変化するのかもね
マルバとついても葉が丸いわけでなく鋸歯がないという意味でのマルバ。葉も茎も無毛
少し離れた林の奥にある別の下部、この辺りはイノシシの攪乱がひどくて来年も咲いてくれるかどうか心配
果実(2020年12月撮影)
猪除けの柵から出てきた赤い果実、初めはヒヨドリジョウゴかと思いましたが葉の形は毛のない様子からマルバノホロシでした
今まで見ていた3ヶ所はその後出てこなくなり探していました、こんなとこにあったのか、とは言え花の時期にも来ているだろうになんで気が付かなかったかな
花柄基部、ヒヨドリジョウゴは円錐形に広がりますがこちらはあまり広がらないのが特徴
さすがに12月末、水分が抜けているのも多いですが色はしっかり保っています
内部には多数の種子が入っています
大きさは3mm程、楕円形で周囲に翼があります。周りの毛のように見えているのは果肉を取り除くためのティッシュの繊維
薄っぺらです
日の当たるところに出してみました、表面に微細な凹凸があるかな
果実(2015年11月撮影)
こんなとこにもあったのかマルバノホロシ、今まで見ているのは接近している2ヶ所だけ、そこは細々と咲いている状態なので何時見られなくなるかもしれない状態なので新たな場所を見つけてよかった
でも花の時期に来てなかったかな、直ぐ側迄は来ているがここまでは入ってなかったかも。来年はここで花を見なくては
茎は無毛ですがこの時期のヒヨドリジョウゴもあまり毛が目立たない
左がヒヨドリジョウゴ、右がマルバノホロシ、果柄の形がヒヨドリジョウゴでは末広がりになっているのが分かるでしょうか。萼片も大きいようだけどこの1例だけではわからないかな
葉の基部はくさび形で葉柄に流れる。ヒヨドリジョウゴは基部が裂けることが多い

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