クズマメ科クズ属 黄葉
(2021年8月撮影)
普通に見られすぎて滅多に撮ることのないクズ、これでも秋の七草の一つですがその中でも一番嫌われているだろうな。花序も結構不気味な姿です
赤い旗弁には筋状の斑紋があり基部には黄色い斑紋、花自体はそれ程悪くはないんですけどね
一つの花の寿命は短いようで下の方は既に色が落ち始めています、竜骨弁が更に伸びてきているような
竜骨弁と翼弁を取り除いてみると筒状になった雄しべが現れます
雄しべの先端から僅かに突き出た雌しべ、雄しべは下部が合着していますが1本だけ仲間外れがいて花糸も合着していません、これは他のマメ科でも時折見かけるけど役割が違うんでしょうか
花序の下の方はすっかり花が散っています
花が多く咲いていた割には果実は少ない、受粉しなかった花は丸ごと落とすんでしょうね
まだ花柱が残った未熟な果実、子房には随分毛が生えています、そう言えば果実はまだ撮ったことなかった。花が落ちた後の切口には2つの点が見えています、維管束なのかな
大きな3小葉、雨が降る中での傘を指しながらの撮影でいいモデルが撮れなかった
葉柄付け根に狭卵形の托葉がある、葉柄付け根の太くなっている部分を葉枕と言うそうです
小葉にも線形の托葉がある
長毛が随分生えている
(2015年7月撮影)
木から垂れ下がって花を咲かせているクズ、這い上がる垂れ下がる這いまわると成長力旺盛で始末が悪い。これが蔓延っていると山野が荒れているという印象を受けますね
秋の七草に入っているくらいだから花自体は悪くないのだけど花序となるとイメージダウン、花を咲かせない先端部分が角のように見えてます
花色もやは暗い赤色、旗弁基部の黄色がワンポイントお洒落
日に当てて明るく撮ってみました
頂小葉が90°捻れています、どの葉もたいていそうで強い日射を避けているんでしょうか
(2006年9月撮影)
秋の七草に入っているのにその旺盛な繁殖力で今ではすっかり嫌われ者ですね。ちょっと変わった花姿もイメージが悪い
花だけ見るとマメ科の姿をしていて結構綺麗なんですけどね
何か突き出ているのがありました
唇弁から出ている雄しべのようです
柱頭は見えていないかな
黄葉(2023年11月撮影)
これは最初なんだと思いましたがクズのようです
クズも黄葉するんだ
これも光に透かしてみました

inserted by FC2 system