クスドイゲイイギリ科クスドイゲ属 果実・種子
虫こぶ
雌株(2016年9月撮影)
見慣れぬ花が咲いていた、ここはしょっちゅう来ているけどこんな花は見たことなかった
多数咲いているけど雌花だということは分かります
この周りに何本もあって棘を持ったのもありました、クスドイゲだ!。ここに生えているのは4,5年前から知っていたのですが今まではうっかり花を見逃したり咲いていても高い場所に咲いていて手が届かなかったりで初めての花となりました、でもこんなに何本もあったとはね
葉腋に短い総状花序を出す
花弁はなく萼片が4,5枚、反り返っています。緑色の子房から短い花柱が伸びて柱頭は2,3裂
子房基部の茶色いのは何でしょう、蜜腺なのかな
雄株
同じ日雄株も見つけることが出来ました。しかし前の場所とは随分離れている、花粉をつけた昆虫が行き来出来るとも思えずどこか他にもあるんだろうな
枝が垂れ下がっていたので撮るのも楽々、雌花とはもう別物ですね
多数の雄しべ、こちらも短い萼片があるようです
こちらにも花糸の基部に茶色いのがありますがやはり蜜腺かな
葉は互生、卵形または卵状長楕円形で僅かに鋸歯がある
果実・種子(2016年10月撮影)
赤く熟し始めたクスドイゲの実
同じ花序でも熟し方に随分差があるようです
赤く熟した状態、更に熟すと黒っぽくなるようです。基部に残っているのは萼片でしょうか
二つ割りにしてみました、殆ど種子で占められているようです
ほぼ球形で大きさは3,4mm、色が緑色でまだ未熟なのかな
クスドイゲハタマフシ(2021年11月撮影)
赤い果実がなっているかと思いましたが虫こぶでした、棘があるからこれはクスドイゲ
ここでは以前にも見たことがありましたがこんなに赤いのは初めて、クスドイゲハタマフシです、因みにこの名前で検索するとほぼこのブログしか出てきません
虫こぶができすぎて葉が成長できていません
全般に先端の方の葉にできやすいようです、下の方の葉には出来ていません
緑色のもありました、これから赤くなるのでしょうか
葉を貫いてできる虫こぶ
表側は塩水、裏側はドーム状になっています
虫こぶの影響でしょうか葉の縁が赤くなっている、虫こぶが出来ていないのは赤くなっていません
下の方の葉は厚く硬そうなので虫こぶを作りにくいんでしょうか、この成木がありますがそちらも虫こぶは出来ていません(あまり観察してないけど)、こちらは幼木ですがまだ花を咲かせているのは見ていません
クスドイゲハタマフシ(2016年10月撮影)
青々とした葉に赤い虫こぶが目につきました
虫こぶの名を調べるにはまず植物名を知るのが大事、これは茎に棘が生えています。この場所で棘があるのはコクサギかクスドイゲ、葉の形からこれはクスドイゲのようです。検索したらクスドイゲハタマフシのようです。改めて完全一致で検索すると4件しか出てこない、その内写真があるのは1件だけ、クスドイゲそのものが少ないですが少なすぎ
葉の表側に比べて下側のほうが大きい
横から見ると上部は低い円錐形、下部は円筒形
既に上が空いて中の虫は出たようです。虫こぶを作った犯人はヒキジラミだそうです。虫こぶと植物は1対1の関係だと思っていますが数が少ないクスドイゲと1対1で大丈夫かいな
3重連のもありました、幾らでも作る場所はあるのにね

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