クルマバザクロソウザクロソウ科ザクロソウ属 果実・種子
(2018年6月撮影)
地面に広がった小さな星型の花、一瞬ノミノツヅリかと思ったのですがよく見たらザクロソウでした・・・と思っていたのですが
ザクロソウにしては花弁(実際は萼片)が整いすぎているなとチラッと思ったのですがそれ以上深く考えず、ブログアップの為画像加工していたらどうやらクルマバザクロソウでした。萼片に緑色の3脈がある、ザクロソウにはない、こんな分かりやすい特徴を今まで知らなかったよ
ザクロソウは20cmくらいと割と高くなりますが(低いのもありますが)これはあまり高くなっていません
ザクロソウは長い花序枝を伸ばし集散花序を付けるがこちらはあまり長く伸びません
雄しべは3本、花柱も3あるそうです。まるで葯が花柱を隠しているよう
匙形の根生葉が残っていてそこから四方に茎を伸ばしている、節ごとに発根しているようにも見えます。ザクロソウは茎が立ち上がる
葉は4−7枚が輪生、匙形または倒披針形。秋吉台では初めての花、の感動を味わい損ねた
(2008年8月撮影)
整地したばかりの土地に生えていたクルマバザクロソウ
偽輪生する葉。ザクロソウはこれが2,3枚、こちらは4−8枚だそうだ
葉腋から花茎を伸ばして花を咲かせる
花といっても花弁でなく萼片。大きさは5mmくらい
雄しべは分かるけど少し大きくボワッとしているのが雌しべかな
果実・種子(2018年8月撮影)
まだ沢山の花が咲いているが果実もなっているクルマバザクロソウ
果実が開いて茶色い種子が見えている、緑色のでも既に開いている
ザクロの実に似ているからザクロソウ、葉も似ているそうだけどこちらの方がよりピッタリかな
果実は3裂、一つの果実に2列の種子が並んでいる、胎座もまだ残っている
種子の大きさは0.5mm程、ザクロソウのより更に小さい
形は腎形というか勾玉というか、小さすぎるので果実についたままの方がよく撮れているかな

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