クロモジクスノキ科クロモジ属
(2023年4月撮影)
細い幹の割には盛大に枝を広げている樹木
新葉の展開と同時に下に花序を付けている、どうやらクロモジのようです
まだ蕾かなと思ったのですがよく見ると雌しべが出ている、雌雄異株でこれは雌株
子房から花柱が伸びて先端に柱頭、花柄や芽鱗など柔らかな毛に包まれている
子房と花弁の間に黄色く見えているのが腺体
こちらは2週間後別の場所、これは雄株
もう大分葉が展開しています
雄しべは9本、内側の3本に黄色い腺体がつく
こちらは腺体がはっきり、でも4つくらいあるような
雌株(2018年4月撮影)
雌雄異株のクロモジ、これは雌株でお株に比べて大分少ない。今まで果実を撮っていない
花が咲くと同時に葉が展開し始めます
花の色は地味だけど構造が面白いので毎年撮ってます
半透明の花弁は6枚、中央に白く見えているのが柱頭でその周囲に見えている黄色いのが腺体で2個ずつ3組あります。その外側に突起のように見えているのが仮雄しべですが退化した雄しべでしょうね
横から見ると雌しべが突き出ているのが分かる、柱頭は三角形のような形、3裂しているのかな
花柄に割と長い毛が生えている
雌株
雄株は普通に見られるので探すのは苦労しません
雄株の方が花の数は多いようです、先に咲くので葉も大分展開しています
外側に6本、内側に3本の雄しべ、売り側のには腺体が付いています。雄しべの葯はまるで蟹の目のよう。退化した雌しべもあるそうですがこれは見えていません
雄株(2016年3月撮影)
林道沿いに咲いていたクロモジ、秋吉台では普通に見ることが出来ます
下から見上げると黄色い花が沢山咲いている。そんなに高木にはなりません
枝先に10個程度の花を密集させる
花と同時に葉が展開、さすがに咲き始めたばかりで葉はまだ十分伸びていない。花は下向き、葉は上向き
雄しべは外側に6個、内側に3個、内側のは基部に黄色い腺体がある。雌雄異株でこれは雄花だけど中央に雌しべの痕跡が見えている。雌花は少なく滅多に見かけない
雌株(2016年4月撮影)
前回アップしたクロモジは雄株、雌株を見つけたので撮ってみました
やはり雄花と比べると地味な印象
花の大きさもやや小さいそうです。数はそんなに変わりないかな
雌しべが突き出ている。花柄に毛が生えている
白い柱頭の下部に子房、その周りの黄色いのが腺体を持つ仮雄しべ、その間に小さく見えているのが仮雄しべ。船体を持つのが3本持たないのが6本あるそうだがこれはどちらも6本見えている
見つかるときは見つかるもので他の場所でもありました
柱頭は2裂しているように見えます、毛も生えているようだ。雄しべはやはり6本ずつあるようだ

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