コシロノセンダングサキク科センダングサ属 果実
(2018年10月撮影)
秋が深まってくると目立ってくるコシロノセンダングサ、時には年中見られることもありますがやはり一番きれいなのは晩秋ですね
上部で枝分かれし先端に数個の花をつける
コセンダングサの変種で幕末にトライしたそうです、舌状花が有ると無いとで随分印象が違います
同じ舌状花のあるセンダングサやコバノセンダングサは舌状花の数が不定なことが多いですがこちらは大抵5枚、ただ4-7枚程度の変異はあるようです、舌状花の並びが等方的でないことが多い
筒状花は周辺から咲いてきます、中央部はまだ緑色の蕾、その周りで膨らんできて開き葯筒が伸びてきて柱頭が出る、変化の様子がよくわかります、筒状花は5裂、葯筒も開く前は金平糖みたいに5角形をしているんですね
柱頭に細かな突起が生えている
舌状花の柱頭、無いのも多く退化しつつあるようです
舌状花の表側は真っ白ですが裏側は黄褐色の筋があります、総苞は浅い円筒状
葉はコセンダングサと同じ3全裂
果実(2020年11月撮影)
まだ花も咲いていたが果実も多くなっていたコシロノセンダングサ
球形花序、アメリカセンダングサのように2つに別れているのはあまりなかった
これは割とはっきり別れていた、やはり雌性花と両性花の違いでしょうか
果実の間の鱗片も少なくあまり見かけなかった
萼が変化した棘、2−4本あるそうですがこれは2本のと3本のが見えている
痩果はアメリカセンダングサに比べてホッソリしている感じです、棘もあまり開いていない
棘には逆向きの毛が生えている、痩果本体にも上向きの毛が生えている
痩果には3つの稜があるように見えます、柱頭は2裂だから2室で良さそうなんだけど

inserted by FC2 system