コオニユリユリ科ユリ属
(2022年7月撮影)
たくさん咲いていたコオニユリ、これもヌマトラノオと同じ場所に咲いていました
ヌマトラノオもまだきれいに咲いていましたがオカトラノオは殆ど終わっていました
ムカゴがつかないことでオニユリと区別していますが花だけで区別できるのかな、この日はオニユリは見かけず
蕾がだんだん長く大きくなり色づいてきてパッと開きます、開く途中の花は見たことないから夜の内に開くんでしょうか
タコと言うか火星人と言うかお馴染みの姿、このように花弁が反り返る蕊が突き出るのはシクラメンなど他の花でも見かけますが何か共通の利点があるんでしょうか
しかし反り返り過ぎ、花被片先端は黒斑が殆ど無い
葯の裏表、花粉が出ている方はまるでビロードのような風合い、うっかり花粉をつけると大変ですが
花糸先端が細くなり葯が動きやすきなっています、微風が吹いて葯がユラユラ揺れていました
柱頭はやや膨らみまるでマニュキュアをしているよう
3裂し更にそれぞれが2裂しているよう、微突起があり花粉をキャッチしやすくなっています
これはもう花粉がついているのかもしれない
花柱基部に子房、6室からなる、花柱もそれぞれの室に対応しているようで6本の花柱が合着しているのかもしれない
下向きに咲くので青空バックがしやすいのですが曇天で残念
ストロボ撮影してみました、ほんと青空だったらよかったんですが
(2019年7月撮影)
咲き始めたコオニユリ、咲いている花の右側のはかなり赤くなった蕾、花の手前のはそれより色の薄い蕾、上のは白っぽい蕾、更に上に緑色の小さた蕾と下から咲いていく様子が分かります
下向きに咲く花、反り返った花弁から長く突き出た蕊
橙赤色の花弁に黒い斑紋、これを赤鬼に見立ててオニユリ、それより花が小さいからコオニユリだそうですがあまり小さいと感じたことはありません
蕊は大きいし突き出ているので撮りやすいけど花粉がつくととるのが大変なので慎重に撮影
大きな葯、縦溝が入っているようで言うなれば唐辛子粉を眩したキュウリ(笑)
反対側から見ると葯の端じゃなく1/3辺りに花糸先端がついています。花糸先端が細くなっているのは葯の自由度を高めて蝶や蛾の身体に密着させるため
柱頭はやや膨らみオレンジ色の突起状の毛が生えている
下から見ると三角形と言うか3裂と言うか
花糸の基部の中に緑色の子房が見えています。花弁基部に突起があります
線形の葉、ムカゴがないのが特徴。直ぐ側にムカゴをいっぱいつけたオニユリがあったのだが咲いていなかった
(2018年7月撮影)
林道脇の草むらから顔を出していたコオニユリ
下部の葉は線形で密につく、ムカゴがないことでオニユリと区別、これは花が小さかったですけどね
花被片が反り返っているので蕊が強調される、それでなくても大きな蕊なのにね
オレンジ色の花弁に黒い斑紋
正面から見ると随分違った雰囲気
柱頭はあまり膨れない、流石にピントをあわせるのが難しい
花柱基部が緑色になっていてここが子房のようです、実生で増えますが6−8年経たないと花を咲かせないそうです
花粉がたっぷり出た葯、これは服などに付くと非常にとりにくいので撮影は慎重、花糸が葯につく部分が細くなっていて自由度が高くなっている
(2017年8月撮影)
台地上で普通に見られるコオニユリ、オニユリも見られますがずっと少なくこのコースでは見られませんでした
名前のとおりオニユリに比べて花が小さい、でもこれはひと目見て花が小さいと感じましたが1枚目のはそれ程でもなく大きさだけでは区別できそうにありません、周りの黄色い花はカセンソウ
やはり天気のいい日はこうでなくちゃね、左はアキカラマツ
広い秋吉台をバックに撮影、これは咲いたばかりのようで花被片がまだそれ程反り返っていない
反り返ってくるとこんな風になります、これは反り返りすぎ
右側は一番きれいな状態、左はそろそろ終わりの頃、右側の雌しべは雄しべとほぼ同じ長さですが左は長くなっているような気がします、だんだん伸びてくるんでしょうか
葯に蜂の仲間が訪問中
花粉を集めに来たんでしょうけどこの葯はもう殆ど花粉が残っていないようです
柱頭に花粉がついています、蜂が偶然付けることはあまり期待できないだろうな

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