コオニタビラコキク科ヤブタビラコ属 果実
(2019年3月撮影)
ノミノフスマと同じ田んぼに咲いていたコオニタビラコ、黄色いのがそれで周りの白い花がノミノフスマです
円状に根生葉を広げて中心部から花茎を伸ばして頭花をつける
舌状花だけの頭花、舌状花は8−13枚ですが当地では数が多いような気がする
これなんか13枚あります
葯筒から柱頭が出て花粉を押し出している
茶色いのが葯筒、その根本に雄しべの花糸が出ている。今まで葯筒と言うのがよく分からなかったが葯が合着して筒状になっていると知ってスッキリ、葯筒と言っても葯そのものじゃないか
(2018年3月撮影)
根生葉を広げて花を咲かせているコオニタビラコ、以前は探していましたが今は田起こし前の田圃で大抵見られます
根生葉の中心部が広場のように開いているのもあります
中心部から花茎を伸ばし斜上して花を咲かせるようです
舌状花だけの花、大きさ1cm程、舌状花は6−9枚、これはどちらも9枚ですが前の写真の花は12枚くらいあります。ヤブタビラコは15−20枚とずっと多い
総苞はシンプル、内片に比べ外片はずっと小さい
葯筒から出た花柱が花粉まみれになっている
根生葉は羽状深裂、ほぼ無毛
(2017年4月撮影)
休耕田に群生していたコオニタビラコ、黄色い花がそれで白い花はハコベです。ここは時々稲や麦が植えられますがそういう時は駄目ですが休むとすぐに生えてきます、種子がタップリ埋設されているんでしょうね
根生葉をきれいに広げて周囲に花を散らばらせている様子が面白い
根生葉の中心部、こんなに密集していいのかとおもうくらい茎が密集しています
これで舌状花は10枚、コオニタビラコとしては多い方だと思うがヤブタビラコ(15−20枚)程ではない
総苞は円筒形、と言うより殆ど基部から開いているような
果実(2020年5月撮影)
休耕田に咲いていたコオニタビラコ、5月末なので時期的には先残りでしょうか
もう殆ど果実に生っていました、下向きになっている様子は仲間のヤブタビラコに似ていますがこちらの方が細長い
萎れた花冠が残っていますがまだ果実は開いていません
大分開いて内側に痩果が見えています
淡褐色の痩果が7個ほど、やはり舌状花の数が少ないせいか果実も少ない、花は似ているオニタビラコには冠毛があるがこちらにはない、やはり別属だなと理解できます
長さは4,5mm程、縦に溝が走る、先端に小さな突起があるがヤブタビラコにはこれがない

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