コナギミズアオイ科ミズアオイ属
(2019年8月撮影)
田んぼ一面に生えていたコナギ、これでも現役の田んぼ、写真の範囲だけでなくこの田んぼ一面に生えていた
花は葉の上にあまり出てこないのでこんなに生えすぎていると却って探しにくい。何とか見つかったけどこの後幾らでも咲いていた
腕を伸ばして撮影、太い花柱を持った雌しべ、柱頭に棘状の毛が生えている、黄色い葯を持った雄しべは5本、右側に見えているのももう一つの葯
水田雑草なので引き抜いて撮っても問題なし、葉鞘から総状花序をつける、花茎は短い
青紫色の花はとても綺麗、でも午前中しか開いていません
花弁をとってみました、黄色い葯を持った雄しべと青紫色の葯を持った雄しべ、これは葯も長さも大きい、右側に雌しべ
葯を拡大、いかにも葯の形をしている、すっかり開いて花粉を放出
花弁に付いているのは青紫色の葯から出たものでしょうか、黄色いのと花粉の性質が違うんでしょうか。子房から花柱を伸ばして柱頭を持った雌しべ
葉は倒披針形、卵形、卵唇形と変化に富む
(2015年8月撮影)
水田に咲いていたコナギ、早起きは三文の得、程ではないですが朝に咲き始め午後にはまず閉じています
同じ田圃のあちこちで咲いていましたが花が葉の上に出てくることはないので真上から見ないと気が付きにくい
数個の総状花序を付ける。出ているのは葉柄ではなく葉鞘だそうです
6本の雄しべの内5本は短く葯は黄色、1本は長く葯は青紫、雌しべは1本で柱頭は3裂。自家受粉することもあるようです
長い雄しべの葯からは花粉が出ていますが黄色いのは出ていないような。飾りのような仮雄しべなのかな
子房から伸びた花柱、柱頭には毛状突起が生えているようだ

inserted by FC2 system