コモウセンゴケモウセンゴケ科モウセンゴケ属
(2021年7月撮影)
初めてのコモウセンゴケ、赤い根生葉に白い花を咲かせています。日当たりの良い湿地に生える、ここがまさしくそうでした、しかも日差しの強い午前中だけ花を咲かせる、この日がまさしくそうでした
ここは花崗岩が風化してできた真砂土、痩せた土地でこれ以外の矢そうはあまり生えていませんでした、常緑だが冬に葉が赤くなるそうですがここは夏でもこの状態、緑になることはあるのかな
地面に広げた小さな根生葉から長い茎を伸ばしています、科は全く違うけどヒメナズナに似ています、花は本来淡紅色ですが西日本では白花が多くシロバナコモウセンゴケと呼ばれています
普通一つの根生葉から1本の茎が出るようですが2本出ているのもありました
所謂サソリ型花序、最高部にある一つだけ花を咲かせます、右側は花後、左は蕾です
真っ白な5弁花、大きさは5,6mmくらいでモウセンゴケより大きい、全体が小さいからコと付いたようですがそんなに小さいとも思えません
雄しべは6本で直立、花柱は3本で先端が2深裂するので6本に見えます、でも花弁も花柱も白なのでわかりにくい
これは雌しべが6本の様子がなんとか分かるかな、花弁の基部が黒っぽくなっていますがウマノアシガタのような蜜腺なんでしょうか
横から見ると雄しべが直立、花柱先端が2深裂しているのがよく分かります、柱頭には細かな突起がある
茎や萼に腺毛がある、花を撮るのに夢中で全く気が付かなかった
やはりモウセンゴケと言えば腺毛が密生した葉ですね、しかし何でこんなに赤いのか
葉が細長いのもありました、葉柄がハッキリしたモウセンゴケと比べて大分違います、茎は根生葉の中心からではなく脇から出ているようです
茎下部にも腺毛があるようです
粘球を持つ腺毛ドアップ、全体が赤いから余計綺麗、モウセンゴケは花期には粘球が少なくなりますがこちらはそのようなことはないようです
ミミカキグサとのツーショット、同じ湿地でもミミカキグサはもっと水が溜まっている場所を好むようです

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