コミカンソウコミカンソウ科コミカンソウ属 果実・種子
芽生え
草紅葉
(2020年6月撮影)
階段の隙間に生えていたコミカンソウ、これくらいの大きさになっていたら花を咲かせているはず
やっぱり花を咲かせていました。雌雄異花で枝の下の方に雌花、上の方に雄花を咲かせます
左側のが雌花、真ん中のは膨らみ始めた果実、右はすっかり大きくなった果実、熟すると真っ赤になります
大きさ3mm程の果実、表面凸凹
上の方に雄花、大きさ1.5mm程、黄色く見えているのは雄しべの葯、周りに白く見えているのは腺体だそうです
中間にあったこの花、黄色い葯が見えているから雄花でしょうがこの辺りでも果実がなることがあるから中間的な性格のもあるかもしれない
これは別の株、まだ果実はなく雌花が綺麗に咲いていました
花柄はごく短い、雌しべは花被片から出ていないが僅かに見えています
こちらも大きさ1.5mm程、水滴がついているが下向きに咲くから朝露がつくことはなくこれは蜜でしょう、初めてみました
こちらも蜜が出ています、黄色いのは柱頭、3裂し更に先端が2裂する
(2015年7月撮影)
階段の隙間に生えていたコミカンソウ
雌雄異花で枝の下の方に雌花、上の方に雄花を付けます。これも葉が就眠運動をしている。ナガエコミカンソウと違い上向き
雄花と雌花では花弁の色がだいぶ違い雌花は赤が強い。雌花は葉腋に一つだが雄花は複数つけることもある
花弁は6枚で赤色だが縁は白っぽい
雌しべの柱頭は3裂更にその先端が2裂
こちらは雄花で雄しべが3本、基部に白っぽく見えているのは腺体。やはり日が強くあたっていると鮮明に撮れる
既に実が生っているのもあった。ほんと直ぐに実がなるので雌花が見られたのはラッキー
(2014年9月撮影)
秋吉台では初めてだったコミカンソウ、もうすっかり実が生っています
やはりこの仲間の中ではこれが一番実が可愛いですね
まさしく粒粒のミカンのような実、左側のはこれから膨らんでいくようです
雌雄異花でこれは雌花、枝の下から3/4くらいが雌花で先端側に雄花が咲きます
実も可愛いけど花も可愛い、白い縁取りのある花弁がなんともいい。柱頭は三裂更にその先端が二裂しています
こちらは両側は実になっているのに間のは花のまま、受粉に失敗したのでしょうか
左は雌花だけど右2つは雄花、花弁の色が随分薄い。雄しべは3本でリング状に見えてます。基部に白く見えているのが腺体
雄花も雌花も葉腋につきますが雌花が一つなのに対して雄花は複数つけるようです
果実・種子(2017年11月撮影)
赤く色づいたコミカンソウ、果実だけでなく葉や茎も赤くなっています
真っ直ぐ立った茎から横に枝を伸ばして沢山の果実をつけています、こうやって見ると果実をつけている枝とつけていない枝があるようです
一つの枝の基部に雌花、先端に雄花が咲くそうですがこうやって見ると先端近くまで果実をつけています、むしろ前の写真のように雄花と雌花をつける枝が分かれているような、この株だけでは分からないから来年詳しく観察してみなくては
花の跡が残っていますが当然これは雄花でしょうね、左右のは当然雌花から出来た果実
真っ赤な果実、本物のミカンより美味しそう、と言っても大きさ3mmくらい、食べるのは鳥ではなく虫でしょうか
皮を剥いてみました、ほぼ種子、3室からなっているようです
ばらしてみました、これもミカンの房のように見えます
大きさは1mmくらい、僅かな果肉に包まれているようです、種子に皺があるそうですが果肉に包まれてわからなかった、流石に1mm程度では肉眼では分かりません、これも来季の宿題
果実・種子(2010年11月撮影)
ため池脇の裸地に生えたコミカンソウ
この場所には結構多く生えてます
オレンジ色の実が鈴生り
雌雄異花で右側の枝先の方が雄花、左端のは雌花だろうけどうまく受精しなかったのかな
つぶつぶオレンジ
ジューシーでほんと美味しそう。これは誰が食べるのかな、鳥が食べるにしては小さすぎるし昆虫が食べるんでしょうか
芽生え(2021年7月撮影)
花を咲かせている枝の葉とは大分違いますがこれはコミカンソウの芽生え、周りに花を咲かせているのもありました
より小さいのを探します、これは第一第二本葉が出ていますが小さな楕円形のが小葉のようです
小葉と第一本葉、違いがよくわかります
小葉だけのもありました
こうやって順番に小さいのを探していかないと小葉だけではまずわかりません
草紅葉(2020年11月撮影)
紅葉していたコミカンソウ、これが草紅葉になるのは初めて見たような気がします
葉も茎も赤い、過去の果実期の写真を見ても紅葉しているのは見かけませんでした
しかし紅葉すると果実が目立たないと思うんですけどね
赤くなった葉が閉じている、これは他の時期でも見られます
果実の色づきは悪かった、どうも去年辺りから綺麗に熟しているのを見かけない

inserted by FC2 system