コマユミニシキギ科ニシキギ属 果実・種子
紅葉
(2018年5月撮影)
林道脇に生えていたコマユミ、秋になると赤い果実が目立ちますが春の花に出会うのは運次第、特に場所を覚えることもないですね
芽鱗痕から集散花序を出すそうですが葉腋から出ているのもあるような
花はニシキギと特に変わりなし
緑色三角形の萼片
花弁がとれた花、萼片や盛り上がった花盤突き出た雄しべ雌しべが分かります。左側の雄しべは葯がとれて右側に転がっているようだ
葉は対生、長楕円形〜倒卵形、細かな鋸歯があるがこれは特に先は尖ってないようだ
果実・種子(2018年5月撮影)
たくさんの赤い実をつけたコマユミ、花は超地味ですが結実率はよさそうで匂いで昆虫をひきつけているんでしょうか
裂開した果実から赤い仮種皮に包まれた種子が見えています
もう積極的に外に飛び出させているようです
果実の赤と種子の橙色、これも2色効果なんでしょうか
仮種皮を剥くと中に白い種子、仮種皮というと薄っぺらと言うイメージが合ったけどこれは意外と厚みがあった、とは言えこんなのを食べても殆ど腹の足しにはならないでしょうけど
種子はラグビーボールのような形で大きさ5mmくらい
片側に稜があります
紅葉(2021年11月撮影)
林縁から突き出た紅葉、初めは正体がわからず、左側にイヌビワが見えいていますがあちらは黄葉、背後に見えています
果実がなっていたのでコマユミだと分かりました、背後に冬芽も見えています
近くにもありました
雲一つない晴天、正面から日が当たっていて鮮やかさが一層増していました
当然青空バック
日に透かしてみたかったけど日が入ると難しい
普段はこの時期に秋吉台に来ることはないから思わぬ宝物に出会えました

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