ゴマギレンプクソウ科ガマズミ属 果実・種子
(2017年5月撮影)
林内に生えたゴマギ、地下水位の高い湿気の多い土地に生えるそうでここはまさしくそういった場所です
花盛りですが花序ごとに咲く時期が多少違うようで花期は割と長そう
一斉に咲いている花序
散房花序、ガマズミの仲間ですがガマズミより円錐形の形がハッキリしているかな
でも花自体はソックリ、たくさん生えていれば迷うでしょうが全国的にも少ないようで秋吉台でも見ているのはこれだけ
花弁は反り返り雄しべが突き出る、雌しべはあまり伸びないようです
花弁と雄しべが落ちているのがありました、小さな萼片や短い雌しべの様子が分かります
卵形または楕円形の葉、葉脈がハッキリへこんでいる
(2016年5月撮影)
長い距離を歩かないといけないゴマギ、昨年は5月10日に来た時は花が終盤だったので一週間早く来てみました。今度は少し早すぎた、年によって随分違うんでしょうか
散房花序の花、花序に寄って満開だったりまだあまり開いていなかったり随分違うようです
開いている花もありますがまだ蕾も多く花弁が十分開いていないのもあります
ガマズミ属らしい花、同じ頃咲いているコバノガマズミ程雄しべは突き出てないようです
長い雄しべに対して雌しべはごく短く中央に僅かに見えてます
右の開いた花に比べて左のあまり開いていない花は葯が随分大きい、熟すに連れて小さくなるんでしょうか
長楕円形の葉、倒卵形のもあります。鋭い鋸歯があリ葉先ほど間隔が短くなっているようだ
果実・種子(2015年8月撮影)
ゴマギ、赤い実を沢山生らせていました
仲間のガマズミなどはまだまだなのにこちらは既に赤く熟しています
左側の赤い実がほぼ完熟状態のようです
花序と同じ円錐形、実付きもかなりよさそう
楕円形の実、先端には花の跡も残っています。小花柄も真っ赤っ赤
皮を剥いてみました、中は殆ど種が占め果肉は僅か
種の表面には凹凸があり縦に溝が走っています

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