キショウブアヤメ科アヤメ属
(2020年5月撮影)
水路の中に生えていたキショウブ、このように水の中だけでなく比較的乾燥した場所にも生え繁殖力が強いので要注意外来生物に指定されています
これで数が少なければ初夏の風景にあうんですけどね、いかんせん多すぎる
3枚の外花被片が大きく内花被片はごく小さい
外花被片の基部に覆いかぶさっているのが花柱、背中に竜骨のような突起がある
花柱先端は不規則に切れ込む、柱頭は丸いそうです
花柱をめくってみました、斑紋は人間の目にはあまり目立ちませんが昆虫の感じる紫外線だと目立つんでしょうか
長い葯を持った雄しべ
花被片の上に降り掛かった花粉、粒々が見えるくらいだから結構大きいんだろうな
空っぽの葯、片側じゃなく全面的に開くようです
花糸は黄色く割と幅広い
基部から蜜が出ていました、舐めてみればよかった
(2019年5月撮影)
溜池周囲に大群生しているキショウブ
3方向に突き出ているのが外花被片、その間に小さく見えているのが内花被片
外花被片は大きく垂れ下がる
外花被片上部に被さっているのが雌しべ、先端の裂け目があるのが柱頭のようです、この仲間皆に言えますが一般的な雌しべのイメージとは随分違います
雌しべをめくると長い雄しべが見えてくる、外花被片基部に茶色の斑紋
長い葯を持った雄しべ、上と下ではっきり色が違う
長い葯、2室からなっています
開花直前の蕾はまるでドリルのよう
1枚目と反対側から。手前にスイバが伸びていますが殆どキショウブで占められている。キショウブ自体が悪さをするわけではないですが繁殖力が強く他の植物の生息場所を奪ってしまうので要注意外来生物に指定されています
(2015年5月撮影)
林道脇に群生していたキショウブ、繁殖力が強くて要注意外来生物に指定されていますが秋吉台でももうあちこちで見られます。溜池水路などでよく育つ抽水植物ですがそれ以外の場所でもよく見かけます
ここは別の場所、人間の目にはとても湿地とは思えないような場所ですが周りに湿地を好む植物がよく生えるので植物的には湿地なんでしょうね
三方に広がる大きい花弁が外花被片、その間に小さく見えているのが内花被片、外花被片に被さるようになっている花被片に見えるのは柱頭が変化したものだとか
捲ってみると内側に雄しべがあります、これはアヤメと同じ
長い葯を持っている
(2014年5月撮影)
去年はわずかに咲いていた水路ですが今年はたくさん咲いていました。去年は5月半ばだったから時期の違いかな
もうあちこちに大きな群落、今年は他でもあちこちで見かけて繁殖力が強そう。要注意外来生物に指定されるのもむべなるかな
緑の葉の中に黄色い花が浮かぶ様子は絵になるんですけどね
水路は深くて中に入れないので真上から望遠で撮影

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