キササゲノウゼンカズラ科キササゲ属 果実・種子
(2020年7月撮影)
高さ6,7m程のキササゲ、上の方から花が咲いていきます
2,3週間かかって一番下の枝で花が咲いてきました
ここなら目の前なので花を撮るのは容易
下唇は浅く3裂、白地に黒紫色と黄色の斑紋、蜜標でしょうが人間の目にもクッキリ
上唇側に雄しべが2本見ええいます、5本あるそうで下側の2本にしか葯がないとか
下から見ると葯がまるで靴底、間に白く見えているのが柱頭でしょうか、雄しべと同長だとか
横から見ても葯のない雄しべは見当たらない、花筒が太く短い
花冠が落ちて雌しべが露出、太く緑色になっている下部が子房でしょうか、萼は上下2枚
時間が経つと萼が閉じてきます、花柱を出した様子はまるで蛇
柱頭は2裂している
葉は対生で広卵形、全縁で浅く3−5裂する
葉身基部に花外蜜腺がある
裏側は葉脈が浮き出る、葉脈分かれ目にも蜜線がある
滲んでいるように見えるので蜜がでているようです。ただ花には結構蟻が来ていましたが葉の蜜線には見当たらなかった、あまり効果がないのかな
昨年の果実がまだ残っています
(2019年7月撮影)
去年見つけたキササゲ、その時は木の上の方ばかり花が咲いていて手が届かず、今年も同様でした
でもまた来てみたら下の方に花が咲いていた、上の方の花は終わりかけ、上の方の花序から咲いていくんでしょうか、この花序は蕾が多く咲き始めたばかりのようでした
もう目の前で咲いています、ロート型の花、上部は5裂となっていますが下唇上唇に分かれているような、下唇は3裂
褐色や黄色の直線上の斑紋がある、まるで滑走路の誘導灯、昆虫もこの模様に導かれるんでしょうね
大きな葯を持った2本の雄しべと間に2裂した柱頭を持った雌しべ、葯のない雄しべが3本あるそうだが見当たらず
丁度クマバチが来ていました、花の大きさにあっていて有力なポリネーターになりそう
花柄の付け根にある黒褐色のは苞なんでしょうか
花序基部から出る葉柄の付け根の塊、冬芽だそうでもう今から用意しているんだ
葉は対生もしくは3輪生で広卵形、浅く3−5裂、時には全縁
基部に花外蜜腺があります、蜜が滲み出ているようです
葉の裏にも蜜腺があるようで基部だけでなく側脈の分岐点にもあります
拡大してみると小さな穴凹があるような
果実・種子(2017年11月撮影)
細長い果実をつけたキササゲ、花は未だ見たことがないので来年の楽し
名前のとおりササゲにそっくりです
割ってみると種子が見えていました、この時点では鞘の内側に毛が生えていると思いましたが
取り出してみると種子そのものに毛が生えていました、2つの種子が合わさっています
種子より長い毛が片側に生えています
皮を剥いてみると楕円形でのっぺら坊の種子、大きさ5mm程、2つがくっついているようにも見えます

inserted by FC2 system