キンミズヒキバラ科キンミズヒキ属 白花
果実・種子
草紅葉
(2018年8月撮影)
林道脇に咲いていたキンミズヒキ、花期は結構長く秋まで咲いています
ひと目見てヒメキンミズヒキと比べて花が密に付いているのがわかります
雄しべの数も多く12本前後、花弁も幅広いがそれ程顕著な差はないかな
子房から2本の花柱が伸び小さな柱頭が膨らんでいる
花が終わる頃葯は褐色になり中央部に集まってくる、自家受粉するのでしょうか
萼筒縁に鈎状の刺が多数ある、くっつき虫になります。開いた花との中間のがないようで開き始めるとすぐ平開するのかな
奇数羽状複葉、小葉は大小が交互に並び基部の方ほど小さくなっている、ヒメキンミズヒキはほぼ頂部の3枚だけ大きい
基部に大きな托葉、まるでネズミ返し
茎には長毛や短毛が生える
白花(2019年8月撮影)
普通のキンミズヒキに混じって白い花序のが目に入りました
初めは萎れて白くなってきたのかと思ったけど考えてみればキンミズヒキは萎れても黄色い花
ほぼ真っ白な花、雄しべは中央に集まっていて花の終わりの頃のようです
こちらもほぼ白色
一番上に咲いていた花、僅かに黄色が残っている
これも多少黄色が残っているが白花と言ってもいいレベル。ミズヒキの白花をギンミズヒキと言いますがその伝で言えばギンキンミズヒキ(笑)
普通の色のとのツーショット、でも左のも本来の色よりやや薄いような。ここは農薬をまくような場所でもなく突然変異かな
果実・種子(2016年11月撮影)
キンミズヒキの長かった花期も終わりもう殆どくっつき虫になっています。今までもこの程度なら撮ったことあるけど今回は種子に挑戦してみました
果実は萼筒や萼片に包まれています
萼筒が意外と丈夫で手では切り裂けずやむおえずカッターを入れてみたら種子ごと真っ二つ、胚乳がたっぷり詰まってます
萼片の先が突起状になり先端が曲がっているのが分かります
コツがわかったのでそーっとカッターを入れて種子を取り出してみました、大きさは3mm程度でしょうか
これは痩果なんでしょうか、それとも種子
草紅葉(20230年10月撮影)
キンミズヒキも紅葉、一部ではまだ赤くなっていないのもあり側の別株は全く赤くなっていないのもあります
これもなかなか綺麗
反射光でも綺麗ですが透過光だともっと綺麗(上側)
透過光だと鮮やかさが増す
草紅葉(2020年11月撮影)
紅葉していたキンミズヒキ、これも草紅葉になっていたのは初めて見ました
赤黒くあまり綺麗ではありませんがこれでも紅葉は紅葉
果実も赤くなっていました、普通は未熟な緑からそのまま茶色くなるような
葉よりこちらの方が綺麗でした、そう言えば果実のドアップはあまり撮ってなかったな
中央のは花の跡でしょうか、それも赤く棘も赤く
横顔、基部にある苞葉も葉より赤くなっている
くっつき虫になる棘、先端の返しは内側に曲がっているような

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