キキョウキキョウ科キキョウ属 白花
4裂
二重
果実・種子
(2020年10月撮影)
キキョウはあまり撮らないのですがこれは雌性期雄性期がハッキリしていたので撮ってみました
右が雄性期、左が雌性期の花
花柱の周りを雄しべの葯が支えるように取り囲んでいます
花柱に沢山の花粉を付着させています
雌性期になると御しべは萎れ花柱から離れます
柱頭は5裂、反り返っています
青い柱頭にはまだ花粉が多少残っています、粘着してくっついているのではなくただついているだけのようです
2 花糸の基部は毛が生え子房を保護するように取り囲んでいる
幾つもの花をつけた株、いろんな状態のがありました
これは雄性期でもまだ初めの状態、雄しべと雌しべがほぼ同じ長さ、花粉はまだ出ていないような。この後花柱が伸びてくるんでしょうか
雄性期から雌性期並行中の花、御しべは萎れていますが柱頭はまだ開いていません
柱頭が5裂する筋が見えています、花粉はあまり残っていない、しかし粒々が見える程大きい
6裂した柱頭がありました
花冠は5裂か6裂か、5裂の場合ハッキリしていますがこれはハッキリしていません
(2017年8月撮影)
ここにもオール5の花がありました、キキョウでした、昨日のマツバニンジンよりはこちらが先に認識していたんですけどね
花冠は5裂、柱頭も5裂
雄しべも5本、普通なら柱頭が開いている頃は雄しべは萎れているんですがこれはハッキリ残っています、まるで私の為に残ってくれたようだ(笑)、それにしてもこの柱頭随分反り返っています、花柱も青いんですね
萼片も先端が5裂、これでオール5完成
何事にも例外はあるようでこれは花冠5裂、雄しべも5本見えていますが柱頭は4裂です
花糸の基部は結構複雑な構造をしている
狭卵形の葉、互生で鋭い鋸歯がある
白花(2012年8月撮影)
家庭で植えられている桔梗の白花は珍しくもありませんが野生のは珍しいかも。草むらの中では白花の方が目立っていました(園芸種の種子をバラまかれた可能性あり)
右が普通のキキョウ、左が白花、と言っても完全な白ではなく僅かに紫色が残っています
雄性期
雌しべの柱頭がパックリ開いた雌性期
花弁は普通先端が五裂しますがこれは四裂、雄しべの数は5本と変わりなし。でも柱頭は普通五裂だけどこれは四裂と全てにちぐはぐ
4裂(2022年8月撮影)
山道を歩いていてちょっと変わったキキョウを見つけました、普通花冠が5裂しますがこれは4裂です
当然柱頭も4裂、雄しべも4本、少し異常なのか下側の柱頭が短い
これも4裂、この山道沿いに幾つも見かけました
蕾も多分4裂、この株全体が4裂の花なのかもしれない
これは2つとも4裂、当然株全体もそうでしょうね
二重(2020年10月撮影)
ちょっとと言うよりかなり変わった姿のキキョウがあったので撮ってみました
本来5角形の姿をした外側も変な形になっているし内側にも無いはずの花弁があります
雌しべはありますが雄しべが見当たりません、明らかに雄しべが花弁化しています
外側の下2枚がくっついていておかしな形になっていました
下側の2枚を放してみたら外側はなんとか普通の形、内側のも普通に花弁に見えます、これが雄しべから変化したとはとても思えません
雌しべの柱頭は開いてないから本来は花柱に雄しべが寄り添っているはずですが全く見当たりません
二重(2013年9月撮影)
変わったキキョウが目についたので撮ってみました
花冠の内側にもう一つ花があって二重になっています
花弁も雄しべも葉が変化したものだそうなのでこれは遺伝子のミスで雄しべが花弁になったのでしょうか
雌しべらしきものも見えていますが正常な形ではないみたい
ここにあった三つのうち左上が二重、下が正常、右上も中に小さな花弁が出来ています
果実・種子(2018年12月撮影)
花はすっかり終わり果実ばかりに生っていたキキョウ、これで高さ1m程、花の頃より高くなっているかもしれない
風による自力散布だから鳥にアピールする必要がないけどさすがにこれは汚すぎるだろ(^^;)、去年の写真だとここまで黒くなっていませんがあちらは10月の撮影、時間が経ったせいでしょうか
上部に突起があり5つに裂ける、これは花柱の痕でしょうか
半分カットしてみました、内部は5室に別れ隔壁に仕切られています、上部の突起片側が窪んでいる、ダテではなくここで風を受けて内部に送り込み種子を飛び出させやすくしているんでしょうか
隔壁を取り除いてみると内部に種子がビッシリ
ばら撒いてみました、20個以上ありますがこれでも半分以下
艶々の楕円形の果実、大きさ3mm程、片側に稜があります
稜と言うより短い翼かな、外に出てからより内部にある時風を受けやすくしているのかもしれない

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