キエビネラン科エビネ属 果実・種子
(2019年4月撮影)
ここももう少し生えているんだが花はこれだけだった
でも花盛り、苔むした杉を背景に黄色い花が一層華やかです
大きさは5cm程、エビネの仲間の中では随分大きい
溝のある部分が子房でその下が花柄でしょうか、花柄部分が捻れているような。子房下の突起が距です
(2018年4月撮影)
山林内に咲いているキエビネ、県の準絶滅危惧種ですが秋吉台ではあちこちで見ることが出来ます。でもここが真っ先に咲くので大抵ここで撮っている
杉木立と石灰岩とでいい雰囲気、これで木漏れ日が当たれば最高なんですが
名前のとおりほぼ黄色、他のエビネに比べて花が大きい
下唇中央裂片先端が2裂しないのが特徴
この近くに何株もあります。手前に去年の古い葉が倒れている、まるで花が咲くのを見届けでからサヨナラするようです。右側にはまだ花を咲かせていない新しい葉がある
後は雰囲気良く撮るだけ
少し離れた場所、どちらかと言えば人工的な環境の場所ですがここも何株も生えています
(2017年4月撮影)
薄暗い林内に咲いていたキエビネ、県の準絶滅危惧種ですが秋吉台では割と見られます
林内は大分荒れていますが毎年元気よく咲いてくれます、ここは他のラン科も幾つかあってお気に入りの場所
下から見上げるのは私のデフォ
名前の通り黄色い花、エビネとの交雑種タカネエビネも黄色っぽい花もありますがこれはキエビネで大丈夫でしょう
大きさは5cm程、この仲間の中では大型です
ここには他にも多く咲いています
茎が随分曲がっていますが何かあったんでしょうか
こんな小さいのもありました、草丈せいぜい10cm程度
花の数は少ないですがこれくらいの方が可愛い
果実・種子(2021年12月撮影)
まだ緑色の果実を付けていたキエビネ、タカネエビネの可能性もあるから来年確認しなくては
まだ固くて押しても潰れませんでした、果柄が捻れているのがわかります
空になっているのもありました、果皮は無くなっていますが稜部分が残っています
これは黒っぽく熟していそう
カットしてみました、中に種子がたっぷり詰まっています、種子というよりもう粉末
拡大してみたら綿くず(笑)
飛び散ったのが蜘蛛の巣に引っかかっていました、チャンスと思いましたが風に揺れるし十分近寄れない、細長いのだけわかります
葉の上にばらまいてみました、それでもコンデジで撮るのは厳しい
翼のある種子、長さは1mm程なので種子は0.1mm程度
種子に栄養は殆ど無くもう遺伝子を運ぶだけの入れ物

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