(2018年10月撮影) |
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晩秋から初冬にかけて咲くキヅタ、花は地味ですが花序を沢山つけるので結構目立ちます
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球状の散形花序、それ程順序よく咲いてはこないような
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整った5弁花、星型と言うかヒトデ型と言うか、花弁中央に補強材のような突起があります
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円錐状に盛り上がった花弁中央から短い雌しべが突き出ているが未だ開いていない、約からは花粉が出ていて雄性先熟
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花弁が更に反り返り雄しべも落ちてきた雌性期、でもまだ柱頭は開いていないような、ウコギ科なので多分2裂
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花盤からまるで朝露のように蜜が出ています、キヅタはやはりこれを撮らなくちゃ
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花柄や萼、花弁の裏側に鱗状毛が密生
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蜜を求めてハエがやってきていました、この時期ライバルの花が少ないからいろんな昆虫が訪問しています、ライバルが少なければ特に甘くする必要もないだろうな、二重の意味で甘くない(笑)
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花序のつく枝の葉は倒卵形または楕円形、縁は全縁で波打つ、花序のつかない枝の葉は3−5裂
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果実・種子(2017年4月撮影) |
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黒く目立たない果実をならせるキヅタ、花は晩秋から初冬にかけて咲くので半年くらいかけてゆっくり熟してきます。この時期は樹木系の果実はあまりないので競争相手が少なく好都合なんでしょうか
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4月半ばの撮影ですがまだ若干緑が残っているのでまだまだ完熟ではなさそうです
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果実の大きさは6、7mm程、広い花盤と花柱が残っている
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皮を剥いてみました、殆ど種子で占められ果肉はちょっぴり、これは4個入っていました
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花盤を剥いてみました、ミカンの房のように綺麗に収まっています、こちらは5個
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種子の大きさは3mm程度、意外といい色をしています
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