ギンセンカアオイ科フヨウ属 果実・種子
(2016年7月撮影)
昨年見つけてすっかり気に入ったギンセンカ、ここは昨年末に麦畑になっていたので駄目かなと思いましたが無事生えていました、ほぼ同じ場所ですが1年草なので同じ株ではないようです
午前中だけ咲く1日花、一輪だけ咲いていた、大きさは3,4cmと意外と小さい
萼は膜質で半透明、これも綺麗
花の下側に見えているのは苞葉でしょうか、青空は気持ちいいけど真夏の青空は暑い
花弁基部は暗紫色、雄しべは多数で雌しべの柱頭は5列で扁平
萼片には毛が生えている、内側が黒くなっているのでこれは蕾でなく果実のようです
葉は細かく裂ける、葉柄に毛が生えているようだ
茎は無毛で稜がある、小さな棘のような突起がある
(2015年10月撮影)
初めてのギンセンカ、江戸時代に観賞用として入ってきましたが一部野生化、でもそれ程多くないようです。5日前に休耕田で見つけましたがその時は午後で蕾の状態だったのでもう一度早朝に来てみました。蕾が2つ見えています
午前中に開く花ですが朝8時前ではまだ蕾でした。別名チョウロソウ(朝露草)その名に相応しく朝露がビッシリ
2時間後に来てみたら開いていました
真っ白な花で基部が濃い紫色、派手だけどスッキリした花。昼頃には閉じるようです
もう一つの方は半開き、花期としては遅い頃ですから昼過ぎでもまだ開いているかも
多数の雄しべと紫色の5裂した柱頭、こうやってみるとフヨウの仲間ですね
萼片は縁が緑色で他は透明、花弁の色が透けて見えています。萼片が美しいと感じたことはあまりないけどこれは1級品の美しさでしょうか
萼片の下部にある線形のは苞葉でしょうか。どれも長毛が粗く生えています
葉は3裂、各裂片は羽状に裂ける。表面に艶がある
萼片に包まれが果実、本当に美しい
どちらも果実かと思いましたが右のは先端に花弁が覗いているようで蕾のようです
萼片を割ってみると中に未熟な果実、これも長毛に覆われています
果実・種子(2016年8月撮影)
風船のように膨らんだギンセンカの果実
上部が裂けて更に果実のようなのが出ています、外果皮とか中果皮とかの違いでしょうか。この時期外側はもう不透明になっています
5分果になっているようです
まるで豆の鞘のよう、窪みに種子が収まっています。それにしても毛深い
種子を取り出してみました、大分溢れていたけど一つの果実に2,30個入っているようです
表面に微細な突起、突起だらけというより平滑な面に小さな小さな突起が出ているような

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