ギンリョウソウツツジ科ギンリョウソウ属 果実・種子
(2018年4月撮影)
落ち葉の間から出てきたギンリョウソウ、秋吉台ではそれ程多くはありません
伸びると10cm以上になることもありますがこれは3,4cm程度、これで龍を思い浮かべるのは相当の想像力
花筒がホッソリしているのもあります、茎についた飾りのようなのは葉が変化した鱗片
花筒が僅かにピンク色になっているのもあります
ガラス細工のような鱗片
花は下向きなので花の内部は撮りにくいし大きな柱頭しか見えません
花被片を除いてみると花柱を雄しべが取り囲んでいる
長い花柱には毛が生えている
(2016年5月撮影)
そろそろギンリョウソウに果実が出来ているかなと思ってきてみたらそれはまだだったけど大きなギンリョウソウが咲いていた。高さはそれ程でもないけど写真でも花冠が太いのが分かると思います
普通なら見えづらい蕊も下から見るだけで見えています
長さは2.5cmとそれ程でもないですが径が2cmくらいと普通の倍くらいあります
普通丸い柱頭も楕円形になっている、たらこ唇のよう(笑)
こちらは普通に丸いけどやはり大きかった
これだけ大きいと中の蕊を撮るのも楽々、花冠の内側に毛が生えているんですね
果実・種子(2020年6月撮影)
林内の落ち葉に埋もれているギンリョウソウ、もうすっかり果実になっています
萎れた花被片に包まれた果実
露出して白く膨らんだ果実
ここは割と多くの果実がなっていました
カットしてみました、水気たっぷり、液果なのがわかります、よく似たギンリョウソウモドキは刮ハで中身が全く違います
肉眼では分かりませんでしたが拡大してみると粒々が見えています、これが未熟な種子のようです
カットした片割れにも粒々が見えています、大きさ0.5mm程だそうです。熟すること来てみましたが全く見当たらなくなっていました
果実(2016年6月撮影)
序にギンリョウソウの果実もアップ、ここれは大きな花を咲かせた場所、花が大きいと果実も大きい
果実は液果で下向き
まだ未熟だろうと思ったが切断してみたらやはり種子はまだだった、でも液果らしいみずみずしさがあります。熟する頃もう一度来てみたが全く見当たらず、種子はまた来年の宿題となりました

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