(2018年7月撮影) |
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林内に生えているカラタチバナ、今のとこ見つけているのはこの一株だけ(因みに見つけたのは私)、広い秋吉台どこかにあるとは思うんですけど少なくともこの周辺には見当たらない
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これでも小低木、高さ50cm程、葉腋から花序を出しますがこれは間隔が短く寸詰まりの印象を受けます
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10個程度の花を散形状につける、花柄はピンク色。殆どの花はほぼ1点から出て下向きに花を咲かせますが一つだけやや離れて花も横向きです
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花の大きさは7,8mm、ヤブコウジよりhとまわり大きく花弁に斑状の斑紋もないのでスッキリしています
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これがベストショット、光が花弁の細胞に乱反射してガラス細工のよう
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葯は中央部に集まっている、雌しべが突き出ている。薄暗い場所で撮って拡大するとノイズ乗りまくり
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花冠は雌しべを残して丸ごとそっくり落ちる。不用品をいつまでも保持しておく余裕はないのです
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(2016年7月撮影) |
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まだ固く小さな蕾だったカラタチバナ、去年の実がまだ残っていますが小さくて鳥のお気に召さなかったらしい。この後来る度に確認していたのですがなかなか咲かず
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凡そ一月後やっと咲いてくれました、もう確認に来なくてもいいなと思ったのが正直なところ(笑)
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葉腋から散形状に花を付ける、ここのは葉と葉の間隔が随分つんでます
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花は概ね下向きなんですが何故か一つだけ上に伸びて横向きになっている花があります。ネットで見てもこんなのがあるようでこれだけではないみたい
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花柄が出る位置も他とは少し離れているような、何か別の役割があるんでしょうか
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凛とした美しさ、虫に食われた跡があるのが玉に瑕
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花弁は少し反り返る
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球状にまとまった葯と太く短い花糸、細く突き出た雌しべとこの仲間はどれも同じ構造
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狭卵形〜披針形の葉、8−20cmと長い
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波状の鋸歯、縁に黒点がある
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葉の縁に腺点が見えています。葉脈の先に腺点があるような
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果実(2018年12月撮影) |
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今の所これ一株しか知らないカラタチバナ
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真っ赤な果実を付けていますが次の年まで残っていたりします、鳥だってこんな場所ではわかりにくいだろ
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上の方の花序は全く実がなっていません、食べられたと言うより初めからなっていなかったような
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その下の花序は一つだけ実がなっている、奥の花は小さな子房が膨らまずそのままになっている
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下の方は多くなっていますがそれでも果実になっていない花もある
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一つとってみました、大きさ6,7mm程、先端にまだ花柱の痕が残っている、表面は僅かに凸凹がある
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皮を剥いてみました、果肉は僅かで殆ど種で占められています、正確にはこれは核果、内果皮が固くなったものです、赤い皮が外果皮、果肉が中果皮になります
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果肉をとってみました、真ん丸な核果
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半透明で中に何かが見えています、ひょっとしてあれが種子に相当するのかな、下側の緑色の突起から根や芽が出てくるんでしょうね
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反対側は特に模様なし、皮を向いたタマネギ(笑)
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果実(2015年11月撮影) |
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7月15日にアップしたのと同じ株、これしか知らないしな。常緑なので今でも葉が青々している
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果実がなっていますがまだオレンジ色でした
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一週間後にもう一度来てみたら大分赤くなってきていました
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大きさ6,7mm球形の核果、先端にはまだ花柱の跡が残っている。種子を見てみたかったけど貴重品ゆえパス
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果実の大きさの割に果柄が太い。萼片先端が反り返っている
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