(2017年6月撮影) |
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台地上に生えているカンコノキ、ここに3本あります。しかしこれがコミカンソウの仲間とは驚き。樹木の花は満開状態になると遠くからでも分かるものですがこれは絶対無理、1mでも分からずおかげで山道もない場所に接近しなければいけません
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無事咲いていました、雌雄異花で雄花と雌花が写っています。花期は割と長く6−10月、この咲き方からすると5月下旬には咲いていたようです
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葉腋から長い花柄を伸ばして咲く雄花
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花弁はなく萼片、内花被片外花被片みたいにこれも大小2組あるようです
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花粉が出ています
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今まで雄花を写して一緒に写っていたのはあったけど雌花を見逃していた、今回しっかり認識して撮ってみました
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雄花と比べると短い花柄、萼片も殆ど開きません、僅かに出ているのが雌しべ
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雌しべはまるでみかんの房のよう
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白いのが柱頭で基部の緑色が花柱でしょうか、雌しべというより雄しべの様に見えます、それにしてもピントがあってないな
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葉は全縁で倒卵形
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(2016年6月撮影) |
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荒々しい樹肌を持つ幹から直接葉が出ているようなカンコノキ
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まだ早いかなと思いましたが僅かに咲いていました、雌雄異花でこれは雄花、花柄が長い
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花弁はなく萼片6枚、雄しべは2−8で円柱状に寄り添う
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これは萼片が2重になっているように見えますがなんでしょう、これだけ見たら花弁があるような
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雄花の上方に花柄の短い雌花がありますが撮影時には全く気づいてない
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他のも見て何とか写っているのがありました、元々雌花はそんなに開かない。毎年のように雌花を探していて何とか写っているのに現地では気がついてないな。花期は割と長いしまだ行くチャンスがあるから見てみなくては
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果実・種子(2015年12月撮影) |
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カンコノキは今まで秋吉台の一ヶ所だけ、それも行きづらい場所にある。でも地元の公園にもあるのを知った、灯台下暗し(^^;)。しょっちゅう行っている公園なのにね。画面上の荒々しいのが幹で下に実を付けているのが細い枝です
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褐色になった実が残っています。細い枝は樹皮が若々しいですね
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実が裂けて中の種子が見えています。若いころは綺麗なオレンジ色ですが大分褐色になっています
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一つ取ってきました。未成熟な種子もあるのかな
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種子は4個入っていました。中央に見えているのは雌しべの跡でしょうか。カンコノキの仲間はハナホソガの特定の種類と1対1の関係にあるそうで種子の半分は食べられてしまうそうです。これも食べられているのかな
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樹皮(2017年6月撮影) |
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荒々しい樹肌、緑の葉が出ていないと立ち枯れした樹木のように見えます
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