フウトウカズラコショウ科コショウ属 果実・種子
雄花(2010年6月撮影)
近所の神社石垣を覆い尽くした葉から異様な物が垂れ下がっていた。さすがに花と言うことは分かったけど名前が分からず。科や属が分からないから調べるのも困難、図鑑を見ても載っていないし最後の手段でお尋ね掲示板で尋ねてみてフウトウカズラと判明。コショウ科なんだ
花穂の長さは5cmくらい。雌雄異株でこれは雄花
白いのが葯でしょうか。はっきり螺旋を描いてます
卵形〜狭卵形の葉
果実・種子(2022年1月撮影)
樹木にビッシリまとわりついているツル植物フウトウカズラです、コショウ科は全般に南方系のグループ、コショウ属は日本では3種しかなく本州で見られるのは本種だけだとか
雌雄異株でこれは雌株、株の大きさの割に果実が少ない
近くにも何株もありました、ブドウの房のようなオレンジ色の果実
大きさ3mm程、肉眼で見ると大分小さい
先端に花の跡が残っています
割ってみました、果肉は少なく殆ど種子で占められています
種子と書いたけど正確には核果、大きさ2mm程、1個だけ入っています
果実・種子(2015年1月撮影)
まだ沢山の実をぶら下げていたフウトウカズラ、昨年この近くで実を見つけていたけどこんなに沢山あったとはね。昨年は雌花を見るのを忘れていたから今年こそ見なくては。雄花はこちらから
小さなオレンジ色の実をブドウの房のようにつけています
一つの実の大きさは3mmくらい、花の跡もついてます。大きくなりきれないのもあるけど空間が限られているから早い者勝ちだろうな
種を見るべく一つとってきました。後で味見、一つ一つは小さすぎるのでまとめて口に入れてクチュクチュしてみたけど何の味もなかった
真っ二つにしてみたら中の種も真っ二つ。種は一つだけでした
オレンジ色の果皮にオレンジ色の果肉、もう殆ど種が占めています。野生としては標準的か。種もそれ程固くなく丸ごと取り出すのは失敗

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