(2022年8月撮影) |
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これが今回のきっかけとなったフウセントウワタ、道路とフェンスの境目に生えています、去年までは無かったから今年になって生えてきました、この近くでは見かけないんですけどね
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暫くぶりに見たので名前が思い出せず、トウワタじゃないしフウセンカズラでもないし、暫く考えてやっと思い出しました、両者を足して2で割ったような名前でした
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葉腋から花柄を伸ばしぶら下げるように散形花序をつける
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ほぼ真っ白な花、蟻がよく来ているのでいない花序を選んで撮影
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5枚の花弁、縁にはフリルのような毛が生えている、中央部にあるのは副花冠、これが色を帯びることもあります
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副花冠には蜜が貯まるがこれは見えていない、中央の五角形のが蕊柱、雌しべと雄しべが一体化しています
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副花冠を取り除いてみました、棒状に見えているのが葯、先端の黒い部分に花粉があるのでしょうか、間の膜状のも葯の一部のようです
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葉は対生で狭披針形〜狭楕円形、90°ずつずれています
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舗装の隙間から生えています、丈夫なもんです、ここには他にハゼノキやアカメガシワ等の木本も生えていました
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(2015年10月撮影) |
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植えられているのが逸出して野生化しているのを時々見かけるフウセントウワタ、今まで見ているけど撮るのは初めてだった。細長い葉がキョウチクトウに似ています、以前はガガイモ科だったけどガガイモ科そのものがキョウチクトウ科に入りました
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意外と複雑な構造の花
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散状に花をつける、トウワタが上向きに花をつけるのに対してこちらは下向き
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花弁の縁にフリルのような細かな毛が生えている
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内側のは副花冠、中央には蕊柱。同じキョウチクトウ科のスズサイコと構造が似ている
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果実(2023年8月撮影) |
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近所で見かけていたフウセントウワタ、やっと果実がなってきました、でもあんなに沢山の花を咲かせているのになったのは2つだけ、この後もう2つなったけど結局4個だけ、さすがキョウチクトウ科(7/26)
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毛の生えた風船、棘のようですが柔らかいので痛くはないです
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もう一つは更に毛だらけ、この時点でカットすると白い乳液が出てきます
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一月後、風船が破裂種子が飛び出てきています
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真っ白な綿毛を持った種子
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これは種髪、胎座由来なのでそのせいか綿毛はみな内側を向いています
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種子の長さは4mm程、表面は凸凹
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反対側は窪んでいます、右側にごく短い嘴がある
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キク科の冠毛に比べた種髪は柔らげ、あくまでも主観ですが
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果実(2015年10月撮影) |
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花が終わって毛むくじゃらの果実が膨らみ始めている
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まさしく風船、空気で膨らませたようです。表面の長い毛が目障り
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割ってみました、内側も毛だらけ、まるでクッションのように内部の果実を保護しているよう
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緑色のが内側の果皮、下側の膜のような部分から裂けて種髪を持った果実が飛び出てきます。白い乳液がベタベタするのでこれ以上裂くのは止めました
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