フナバラソウキョウチクトウ科カモメヅル属 果実・種子
(2017年7月撮影)
まだフナバラソウが咲いていた、しかもこんな場所で。ここは秋吉台でも一番観光客が来る所、目にした人も多いかな
今年は何度か出会いましたがいまいちきれいなのがなくてパス、丁度良かった
今まで果実は見たことがない、ここに生ってくれたら楽に見られるのにな
中央の緑色のが蕊柱、周りのが黒紫色のが副花冠、花弁は普通無毛だがこれは疎らに生えている
花弁裏や萼片、花柄に短毛が密生
葉は楕円形〜卵形
(2009年6月撮影)
去年初めて見つけたけどそれ一回きり。この日も一株でも見つけられたらいいなと思っていたけどなんと5株も見つけてしまった
せっかくなので5株全部アップ
場所はしっかり覚えておいたから秋に実が生ったら又見たいな。そこまで幸運続くかな
それにしても赤茶色と単純にはいいたくない何とも言えないいい色をしています
果実(2022年10月撮影)
初めてのフナバラソウの果実&種子、以前空の果実を見たことがありますが種子が入っているのは初めてでした、ただこれは誰かが茎の上部を切って捨てたようです
花は各葉腋ごとに多数咲かせますがこれを見る限り果序ごとに一つの果実しかつけてないようです
裂け目があったので広げてみると種子が整然と並んでいました、大きさは5,6mmくらい
種子拡大、周辺に短い翼がありその内側は肥厚、更に中央部は窪んで盛り上がるという他の種子でも見られる構造です、肥厚部分は小さな突起がある、中央部の実質種子部分はかなり小さい
横から見ると薄っぺらです、肥厚部分の役割はなんでしょう、海岸に生えることもあるから浮きの役割があるんでしょうか
種髪、まだ十分乾燥してないので開いていません、キク科の冠毛とは起源となる器官が異なります
種子を飛ばした跡が船のように見えるから船腹草、まだ開いていない果実も発芽能力はありそうなのでこの辺りにばらまいておきました
果実(2013年5月撮影)
やっと見つけたフナバラソウの実、と言っても去年のが残っていたんですけどね
ガガイモ科らしい先細りの実
当然中はスッカラカンですけどね。これは180°全開した状態なんでしょうね
茎は木質化してすっかり固くなっています

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