ホトケノザシソ科オドリコソウ属 白花
薄桃色
閉鎖花
果実・種子
芽生え
(2020年3月撮影)
真夏以外ほぼ年中見られるホトケノザ、でも早春の今の時期が一番綺麗でしょうか
一株ごとの花の数も多く春の光を浴びて輝いていました
でもこの日の目的は雌しべ、外側からだとオレンジ色の花粉を持った葯は分かるのですが雌しべは分かりません、シソ科なので雄しべの間にあるはず
上唇を取り除いてみました、基部が5本になっていて外側の4本が花糸、中央のが花柱だと思われます、しかし葯にこんなに毛が生えているとは思わなかった
横から見ると上側に見えているのが花柱かと思いますが2裂した柱頭の様子まではわからない
もう一つ挑戦、背後からの様子ですが花糸がやや離れていて中央に花柱、先端が尖っているのが分かります
正面から見ると花糸よりやや長く尖っています
横から見ると柱頭が2裂しているのが何とか分かります、花粉が付いていますがやはり葯の花粉とは違います
(2014年11月撮影)
何時でも何処でもの定番ホトケノザ(笑)、あとはいかに綺麗に撮ってあげるかだな
まずは逆光で
更に近寄って
青空にもピンクの花が映えるな〜
気に入ったのでもう1枚
ドアップも可愛い
(2010年11月撮影)
春の花だけど秋にもよく咲いているホトケノザ。冬でも暖かければ咲いているしね
いつでもどこでも咲いているから季節外れに撮ることが多い
一つの下部から随分沢山花が出ている
正面から見ると意外とほっそり
上唇弁に見えているのが雄しべ。花粉らしい粒々が見えている。花粉は黄色っぽいのがおおいのにこれは濃い追いオレンジ色
白花(2021年3月撮影)
大群生していたホトケノザに混じって白花が咲いていました。因みに見えている葉の殆どはカラスノエンドウです
これはもうシロバナホトケノザと言っていいレベル
蕾も白で全く色が残っていません
斑紋の色は残りやすいですがこれも全く見えません
流石に葯の色は残っていました、正確には花粉の色か、それでも正常のよりやや薄いような
こちらが葯の色でしょうか、茶色かな
もう両手を前に合わせて幽霊
ピントがあってないけど果実が出来ています、採取しておけばよかった、でも場所が場所だから来年も咲いてくれるだろ
正常な花とのツーショット
白花(2015年3月撮影)
今までホトケノザの白花は2度ほど見ていますがなんと近くの公園でも咲いていた、しかも10株以上ありました。公園だから除草剤を撒くわけもなくここで草刈りされていた記憶もないな。去年までも咲いていたのか気がつかなかったのか
真っ白ではなく僅かに色が残っています
淡いピンク色
普通ならかなり色の濃い閉鎖花もかなり薄くなっています
白い分葯の色が目立つ。唇弁の斑紋も薄くなりながら残っている
薄桃色(2021年3月撮影)
廃屋前の舗装隙間に生えたホトケノザ
正常のに混じって色の淡い薄桃色の花が咲いていました。白花と言う程ではなくまだハッキリした色が残っている
蕾も正常のに比べてすこし色が薄いような
斑紋は元々色が濃いので薄くなった花でも残っています
色が薄いので葯のオレンジ色が目立ちます
葯の色の違いは熟し方の違いでしょうか、左右のはもう花粉を飛ばし終わっているのかもしれない
正常な花とのツーショット
近くに大群生していた中にも幾つもの薄桃色のが混じっていました
こちらは前のより更に色が薄く、かと言って白花までには至らず
斑紋の色はハッキリ残っています
閉鎖花(2021年2月撮影)
オドリコソウに閉鎖花があるのは知っていましたが小さく赤いのが閉鎖花だと思っていました
右上の白っぽいのが閉鎖花で他のは蕾でした、蕾でも赤みが強いけど閉鎖花は先端以外白っぽい
閉鎖花はもうこれ以上は伸びないようです、手前のは蕾でこれから伸びてくる、周りに見えているのは葉なんでしょうか、随分毛が多く縁が赤くなっている
これも同じくらいの大きさですが手前のは蕾で奥のは閉鎖花のようです
左は閉鎖花で右は果実、開放花と閉鎖花で違いはあるんでしょうか
果実(2021年2月撮影)
花盛りのホトケノザ、2月ですが。花盛りの頃はどうも果実や種子に意識が行きません
でももう幾らでも果実が出来ています(シソ科なので種子ではなく果実)。考えてみれば野草だから花が咲けばすぐ種子になるのは当たり前なんですけどね。いつ刈られるかわからないからさっさと果実を生らさないとね
左右に閉鎖花が見えているのでこちらは閉鎖花の果実でしょうか。茎の上の方に開放花、下の方に閉鎖花が出来やすいような気がします
4分果ですが萼の中に4個収まっているのは見つからず、これは4個見えていますがすぐこぼれ落ちるそうです
果実の大きさは2.5mm程
楕円球を4等分したような形なので片側に稜、片側は球面になります
表面には白い斑紋があり先端にはエライオソームが付く
斑紋は単純な模様ではなく僅かに盛り上がっているように見えます
芽生え(2013年3月撮影)
擁壁の水に木穴に生えたホトケノザ、手前のはどうでもいいけどその奥
可愛い芽生えがあった。当然ホトケノザだろうと思って芽生えハンドブックで調べてみたらほぼ間違いないようです
子葉と本葉の違いがはっきりしているのが狙い目
これは横幅で4,5mmくらい、本葉が子葉より小さくほんと芽生えたばかりのようです

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