ホシクサホシクサ科ホシクサ属 果実・種子
(2021年8月撮影)
稲刈り前の田んぼに生えているホシクサ、土がひび割れしていて水を抜いてから大分経っているようです、こういう状態のが水田系の野草を見るのに一番都合がいい
田んぼに生える野草は稲刈りとの戦い、去年は同じ田んぼで稲刈り前には咲かず刈り取りが終わった後に咲いていました、他にもアブノメ、キクモ、ミズマツバ、キカシグサが生えていましたが蕾も見られず稲刈り前に咲くことはないだろうな
大きさ3mm程の頭花、周辺から咲き始めます
これはもうしっかり花が開き始めている、右の瘤のようなのはどうも陸生の貝のようです
少数の雄花と多数の雌花、雄花には6本の雄しべがあり星の形をしているから星草
更に拡大(と言っても大して変わりないですが)、毛のように見えているのが雌花、花弁は3裂しこん棒状の毛があるそうですが左側でその様子がなんとかわかります
花柄には捻れたような稜がある
(2016年8月撮影)
田圃に生えたホシクサ、特徴的な姿で分かりやすい
花期になると根生葉状に広げた葉の中央から長い茎を伸ばして花を咲かせます。中央の1本だけでなく他にも何本か伸ばしますが大抵は中央の半分程度ですね
幾つかの花が集まって球状の頭花をつけます
雄しべが出ています、一つの花の雄しべは6本
この田圃は数少ない水田野草が幾種類も見られます。中央がホシクサ、右側で茎を長く伸ばしているのがアブノメ、右側に広がっているのがミゾハコベ、左側にミズマツバとキカシグサ
同じ田圃の別の場所、キカシグサ、ミズマツバの他にキクモが見えています。ここでは他にアゼトウガラシも見かけて野草ファンにとっては嬉しい場所、でも稲刈りが終わるとその後に見られるのはキクモにアブノメくらいでしょうか
(2016年9月撮影)
花が十分開いていないので再度撮ってきました、ほぼ真上から撮っています
雄しべは分かりますが右側や上に出ている3裂しているように見えるのは柱頭のようですが他のは萼片かもしれない
果実・種子(2020年11月撮影)
稲刈り後の田んぼに生えているホシクサ、もうすっかり果実になっています。ひょっとしたら9月14日と同じ株かもしれない。季節は冬に向かうというのにこちらの方が周りの野草が多くなっている
見かけは花の時とあまり変わりません
拡大してみると明らかに花の時とは違います
こちらは少し開いている、ピントが合ってないが茶色く見えているのが種子のようです
果実を揉んでみると種子がパラパラ落ちてきました、極小大きさ0.3mm程度
表面に網目模様があるそうですが流石にそれは無理、でもミニどんぐりと言うか片方がやや尖っているのが何とかわかります

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