ホオズキナス科ホオズキ属 果実・種子
(2018年5月撮影)
この場所で3年ぶりに見かけたホオズキ、去年一昨年と見られなかったからもう駄目になったかと思っていました。庭に植えられることが多いですが野生状態で見ているのは今のとこここだけ
下向きに咲く5角形の花、萼は小さいですが花後これが大きくなって果実を包みます
花は平開、雌しべが僅かに突き出ている
まるでマントを広げたよう、縁に毛が多く生えている
花の中心部は淡緑色、これが蜜標になっているんでしょうね。でも壺型の花と違い足がかりがないからこの蜜を吸えるのはハナアブなど飛翔能力の高い昆虫だけでしょうね
5本の雄しべの内1本が伸び初めて花粉を出しています
葉は互生で広卵形、大きな鋸歯があるそうだがこれは殆全縁に見えます
(2015年5月撮影)
草むらの中に生えていたホオズキ、ここは一応道だけど人が通らないので藪状態、でもさすがに元道、周りは完全に藪で通過不可能だけどこの部分だけは何とか通れる。赤いのはヘビイチゴの実
ホオズキ属は区別が難しいのが多いけどさすがにこれは大丈夫だろ
葉腋から長い花柄を伸ばして下向きに花を咲かせる、花弁は平開
雄しべの中から雌しべが突き出ている、雄しべはまだ未熟なようだ
花弁縁の毛が凄い、基部に緑色の模様、これが蜜標になるんでしょうね
花や萼片に毛が多いけど茎には長毛が疎らに生えるだけ
果実(2018年8月撮影)
おや、こんなとこにホオズキがなっていた、野生状態のはあまり見かけないので撮影
外側の赤いのは萼で内側の丸い果実を包んでいます
果実(2018年9月撮影)
9月下旬、まだ残っていてずっかり赤くっている
果皮は簡単に剥けてまん丸いジューシーな果肉
柔らかい果肉は簡単に潰れ白い種子が多数、葉が濡れていてジューシーな様子が分かります
種子は小さく模様もなくあまり撮影対象としては面白くない、ナス科はみなこんな感じです
撮りたかったのはこれ、透かしほおずき
幾つもありました
固い葉脈だけが残っている、これを見ると萼が葉が変化したものだとよく分かります。柔らかい葉身部分が微生物に食べられて固い葉脈だけが残るのだとか

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