ヒレアザミキク科ヒレアザミ属 果実・種子
(2017年5月撮影)
川べりに咲いているヒレアザミ、草丈1m以上ありますが草刈りされなければこれくらいにはなります。反対側にもあったのですが草刈りされていました。史前帰化植物だそうで北海道を除く全国に分布していますがその割にはあまり見かけません
上部で枝分かれして頂部に花を咲かせる
アザミそっくりですがアザミ属ではなくヒレアザミ属
白い花粉を出す様子もアザミに似ています
花の基部にまるで子供のように幾つもの花をつけるのはアザミと違います
やはり一番の特徴は茎の鰭、棘があって触ると痛い。動物に対しては有効な防御手段でしょうが機械を使った草刈りには全く無力です
葉は羽状に裂ける、これも裂片先端に棘がある
果実(2017年5月撮影)
綿毛になり始めていたヒレアザミ
冠毛はほぼ白色、まだ赤紫色の葯筒が残っている
冠毛の長さは1.5cm,枝毛はない
果実は割とぼってり、よくある縦溝がないからこれだけでも識別しやすそう、株自体が少ないのでまず見られませんが。画面上部に葯筒から伸びた花柱が見えている
痩果の大きさは3mm程、中間部が膨らんだ樽形、縦に隆起線があり横皺がある

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