ヒナノシャクジョウヒナノシャクジョウ科ヒナノシャクジョウ属
(2021年月7撮影)
薄暗い林床に白い花を咲かせているヒナノシャクジョウ、結構目立ちます、咲いている場所に行けばの話ですが
柄のついた金平糖(笑)
柄の長さは5mm程度、退化して鱗片状になった葉が残っています、葉緑素を持たない菌従属栄養植物
茎の先端に2−10個程度の頭花をつける
先端が黄色くなっているのが開いている花、茶色いのは花後でしょうか、見た限りでは一株で同時に開いている花は一つだけでした
頭花が少ないのもあります、短い花柄や鱗片がわかります、これも開いているのは一つだけ
大きい外花被片と小さな内花被片に別れどちらも基部が黄色くなっている、奥に3裂した柱頭が見えている
花被片縁は細かく裂けている
雄しべは外花被片と互生するそうで半円形に見ているのがそれでしょうか、奥に3裂した柱頭が見えています
光に透かしてみました、奥に柱頭、内花被片も見えているので半円形のはやはり雄しべだと思われます
花糸は短いそうなので半円形のは葯なんでしょうね。ネットで探しても雄しべまでは見つからず
(2017年月7撮影)
湿っぽい林床にばら撒かれた白い金平糖ヒナノシャクジョウです、この辺りに沢山咲いていました
茎を直立させ頂部に数個の花をつける、これを仏具の錫杖に見立てて雛錫杖
葉緑素を持たず全身真っ白な腐生植物(最近は菌従属栄養植物と言うらしい)、茎に鱗片状になった茎葉が残っています
花が開くと花冠が黄色くなります、一度に全部開くことはないようです
今回は黄色くなったのを幾つも見かけましたが全体の数からすれば少なかった、株ごとにゆっくり咲いていくんでしょうか
薄暗いから花冠のドアップが難しい、どうしても後ピンになります、モニタを見ていても後ピンになっているのがわかるからピントを固定してカメラを少し後ろに下げたけどそれでも足りなかった
これはまだましな方、やや大きい外花被片と小さい内花被片3枚づつです
花の内部に何か見えています、柱頭かそれとも葯か、雰囲気としては柱頭かな
これは別の日、台地上で撮ったもの、ここは林の中よりは来やすいけど探すのは結構大変、あるサイトによると草原にやや希と書かれているが他にもあるのかな、探すのはまず無理だろうな
(2016年月7撮影)
薄暗い臨床に咲いていたヒナノシャクジョウ、7月4日アップしたのとは別の場所で今年は随分多く咲いていた
1,2cm程度の茎を伸ばして頂部に花を付ける、茎の節毎に鱗片状になった葉が残っています。菌従属栄養植物なのでもう葉は意味を成さないんですけどね
数個の頭花を付ける、大抵斜め上に伸びています
花が開くと花筒内側の黄色が綺麗、薄暗くてブレ写真量産、多数撮ったのに使えるのは僅かだった
大きな外花被片と小さな内花被片が3枚ずつ、雌しべは3裂するそうなので内側に見えているのは柱頭でしょうか

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