ヒナノキンチャクヒメハギ科ヒメハギ属 果実・種子
(2018年10月撮影)
今年は全般に秋の花が遅く少ないですがその中でも特に遅く少なかったのがヒナノキンチャク、やっと咲いていました。早い時には7月後半、8月には大抵咲いていますからね。遅いだけでなく数も少ない、この日見たのはこれだけ、他の2ヶ所では全く見られず
総状花序で下から咲き上がっていく、もう頂部まで咲いていて暫く前に咲いていたようです
花弁は3枚で中央に見えているのが竜骨弁、初めは黄色く後に赤くなります。その上に見えているのが2枚の花弁、右側の花で2枚になっている様子が分かります。左右に見えているのが萼片で5枚あり、残りの3枚は背後にあって見えません
2枚の花弁の間から果実が成長しているのが分かります
果実を巾着袋に見立てて雛の巾着
果実・種子(2019年10月撮影)
昨年は殆ど咲かなかったヒナノキンチャクですが今年は平年並みに咲いてくれました
見たかったのは熟した果実と種子、名前の元となった果実、緑色のは幾らでも見られるが熟したのは見たことがなかった
下の方を見てみると開いた果実がありました、色が薄くなるだけで特に茶色くならないもよう
黒い種子が透けて見えています、2個入っているようだ
開いて種子が見えているのもありました
果皮に網目模様
果実の両サイドが開いて種子が出ていくようです
X字状に開いた様子が分かります
種子を取り出してみました、大きさ2mm程、表面に微細な凹凸、白いのはエライオソームのようです
毛が生えているのもありました

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