ヒメナズナアブラナ科ヒメナズナ属
(2018年3月撮影)
舗装された道路脇に生えているヒメナズナ、白い線が道路脇の白線で僅かに土がたまって野草が生えています。白線ちかくでは土が殆ど無いので植物が生えませんがそこから離れるに連れて多く生えてきます
根生葉を広げて茎を伸ばして花を付ける、根生葉の形態から他の植物が生えているような場所では競争に負けてしまうので生えることが出来ません、前の写真でも画面右側他の野草が多く生えている場所では殆見ることが出来ません
4月になると20cm以上伸びることもありますがこの時期はせいぜい3,4cm程、なので目立ちません
名前にもナズナと付いているし花弁が深裂しているのでナズナ属のようですがこちらは花弁が4枚のアブラナ科、ナズナ属は5枚です
6本の雄しべ、柱頭も扁平でこれもアブラナ科ですね。花柱は短いようですぐ下に子房が見えています
茎や萼片に毛が多い
こちらは今まで見かけなかった場所に生えていた、去年は台地上の遊歩道でも見かけたし少しずつ広がっているかも。でも検索してもあまり出てきませんね、全国的にはそれ程広がってないのかな
ここは他の植物が生えているのでヒメナズナには不向きだと思いますが単子葉の細い葉で背も低くそれ程影響を受けてないかもです
(2017年3月撮影)
道端に群生しているヒメナズナ、白い小石が混じっているので花がわかりにくいですね。何ヶ所かで確認していますがどこも道端、地面というより土が薄く溜まっているような場所ばかりです
根生葉から2,30cmの茎を伸ばして花を咲かせるのですがまだ早いのか5cm程度しか伸びてなかった、その分根生葉との関係がよくわかります
これなんか根生葉の直径が1cm程度、それでも茎を伸ばして蕾をつけている、根生葉のない芽生えを探してみましたが見つからず
茎の先端に穂状に花を付ける、まだ時期が早いのか時間が早いのか十分開いていないのが多かった
花弁が中裂、これだけ見るとハコベやミミナグサの仲間を思わせますがあちらは花弁5枚なのにたいしてこちらは4枚
雄しべは6本、ハコベは5本、柱頭の形も全く違いこれはアブラナ科です。2つの科の性質を併せ持ったような花を見るのが楽しい
既に果実が出始めているのもありました、これもやはりアブラナ科ですね。今年は種子を見てみなくては
果実・種子(2019年3月撮影)
果実をつけたヒメナズナ、果柄が随分長くなっている
深裂した花弁を見るとナズナの仲間の様にも見えますが果実を見るとやはりアブラナ科ですね
種子はまだ未熟でした、微細な凹凸があるのがなんとか分かる

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