ヒメムカシヨモギキク科ムカシヨモギ属 ロゼット
(2017年9月撮影)
時には2mを越す高さになるヒメムカシヨモギ、群落をなして深い藪となることもしばしばです、よく似たオオアレチノギクと比べてこちらの方が花序の上の方が大きくなる傾向があるようです、記録を見るともう10年以上撮ってない
オオアレチノギクとの一番の違いは舌状花の有無、これはもう凄くハッキリしていたので撮ってみました
目立つ舌状花、オオアレチノギクにもあるそうですが総苞に隠れて目立たないそうです
舌状花から2裂した柱頭が出ている、冠毛も見えています
総包片は線形で3−5列
葉は線形で裂けない
茎や葉の縁に長毛が生える、この毛がないのをケナシヒメムカシヨモギと言う
(2015年8月撮影)
ケナシヒメムカシヨモギを撮ったのでヒメムカシヨモギも撮ってみました。こちらの方が草丈は高くなりますがそうでないのもあって区別にはなりません
小さいながらも舌状花の目立つ花、よく似たオオアレチノギクは舌状花が目立ちません。こちらではヒメムカシヨモギのほうがずっと多い。(過去の記録を見てみるとオオアレチノギクは1度しか撮ってない)
ケナシヒメムカシヨモギに見られる総苞片先端の斑点がありません、毛も生えています
茎の毛の生えっぷりも凄い、葉の縁にも毛が生えています。ケナシヒメムカシヨモギのほうがずっと多かったらヒメムカシヨモギのほうがケ・ヒメムカシヨモギとなったんだろうな
ロゼット(2016年9月撮影)
遊歩道階段に生えていた2種類の根生葉、右がオオアレチノギク、左がヒメムカシヨモギ、花期には全体の姿も頭花もよく似ていますが根生葉はだいぶ違います
ヒメムカシヨモギは葉が比較的短く鋸歯ははっきりし葉柄もあります
ロゼット(2013年2月撮影)
急斜面だと野草が密生しないのでロゼットの観察がしやすい、これはヒメムカシヨモギ
こちらは舗装の割れ目から、こういうとこも芽生えの観察ポイント

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