ヒメジソシソ科イヌコウジュ属 果実
草紅葉
(2018年9月撮影)
林道や空き地などで普通に見られるヒメジソ
これで高さ3,40cm、同じ場所でもだいぶばらつきがあります
茎先端や葉腋から出した茎に総状花序をつける
花の大きさは3,4mm程度、適度に小さいので却って燃えます(笑)
上唇に沿って2本の雄しべ、下唇に沿って葯のない仮雄しべ殆ど分かりません、間に花柱が出ていますが正面から見ると2裂しているかどうかわかりにくい
完全雄しべの葯は2室で離れているそうで奥に見えている小さいのがもう片方の葯でしょうか、下唇先端に青い縁、奥に黄色の斑紋があって蜜標となっています、奥に長毛が生えている
上唇から2裂した柱頭が覗いている、手前にピントを合わせたつもりが後ピンになったけど思わぬ結果となりました
花軸は毛が少ない、イヌコウジュは毛が多い。こちらも右側の花から柱頭が出ている
萼片先端は5裂、上側の3つの内中央裂片のが短いか殆ど無い、先端もあまり尖らない
赤っぽい花もありました
ひたすらドアップで撮りまくる
葉は対生で卵形〜広卵形、鋸歯の数が4−6対、これは5かな。イヌコウジュは6−13対と多い。裏に腺点があるそうだが花に夢中になっていつも撮り忘れる(^^;)
果実(2020年11月撮影)
イヌコウジュの果実を撮ったのでヒメジソのも撮ってみました
あちらは随分赤くなりましたがこちらは萼先端が多少赤くなっている程度、個体差があると思うのでなんとも言えませんが
花軸が殆ど無毛だし上萼片中央裂片が鈍頭なのでこれはヒメジソ、萼に白い点が見えていますが腺点のようです
萼筒の奥に黒い4分果が見えている
手のひらにばらまいてみました。今までは葉の上にばらまいていたけどきれいにバラまくのは結構面倒でしゃがんで撮るのもきつかった。これなら立ったまま撮れるので楽だしコントラストの具合もいい
大きさは1.5mm程、網目状の凹凸があります
球形ではなく球の1/4くらいなのが何とか分かるでしょうか
更に拡大、浅い凹みがよくわかります、イヌコウジュはひと回り小さく凹みも深いようです
草紅葉(2017年11月撮影)
ヒメジソが綺麗に紅葉していたので撮ってみました(左)、右側のもヒメジソですがこちらは全く紅葉していません、この辺りではしているのとしてないのと2つに分かれていました
肉眼だともっと綺麗に紅葉していたんですけどね
目立つように青空バックしてみたがそれ程変わりなし、やはり肉眼の優秀さがわかります
紅葉している割にはまだ花が多く咲いていた、他のはもう殆ど花は終わっていたんですけどね
紅葉にピンクの花、萼片も花柄も茎も紅くなっている

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