ヒガンバナヒガンバナ科ヒガンバナ属 果実・種子

芽生え
(2021年8月撮影)
9月になりました、まだ暑いけど一応秋、と言うことで初秋の代表ヒガンバナ、さすがにまだ咲いている花は少なかった
これで7つの花が集まっています、でも人間のイメージとしてはこれ全体で一つの花
上から見ると長い触覚が四方八方に触覚を伸ばしているようです
これは花被片に白い斑が入っていますがそういう性質なのかそろそろ花後なのか
一つだけ咲いているのがありました、花の特徴を見るにはこういう方がいい、長い6本の雄しべ、雌しべも見えていますが花柱と花糸にあまり違いがありません、花被片は細くやや波打っている
快晴の青空、秋だと朝露ビッシリになるはずですが早朝とは言え朝露は少なかった
まさかまさかの蜜でしょうか、朝露にしては大きいし場所的にも蜜かな、3倍体で種子が出来ないとは言え蜜を作る機能までなくなったわけでもないだろう、5枚目の写真にも僅かに蜜が見えています。実は1時間前まだ朝日が当たってない頃にも撮っていました
花柱に小さな朝露
葯の周りにも小さな朝露
(2015年9月撮影)
ヒガンバナが咲きそろい始めるといよいよ秋本番ですね、やはりヒガンバナにはイネが実った田圃が似合う。晴天だったらよかったんだけどね
何故か田圃側のあぜ道には全く咲いてないのに水路を隔てた脇には沢山咲いている、人が歩くせい?
複数の花に長い雄しべ雌しべがセットになって一つの花のイメージ、偶に一つ二つしか花をつけてない時もありますがヒガンバナのイメージはありません
この日は早朝濃い霧がかかっていて花にも細かな水滴が付いていた、これはこれでなかなか幻想的
水滴をかぶった花
水滴をかぶった蕊
果実・種子(2019年10月撮影)
花が終わりかけているヒガンバナ
日本のヒガンバナは3倍体で種子は出来ないはずですが花の基部に子房の膨らみがあります
カットしてみると白い未熟な種子がありました
どの花も未熟な種子がありました、でもその後観察してみるとこのまま黒く腐ってきて種子が熟することはありませんでした
(2012年10月撮影)
9月17日アップしたのと同じ場所です。今までなら気にしないかヤブランか何かと思っていたかも
左がヒガンバナ右がヤブラン、ヒガンバナの方がまだ生えたばかりで若々しく見えるけど葉も密に生えてますね
芽生え(2023年10月撮影)
我が家の前の小さな空き地、去年秋吉台から持ち帰ったヒガンバナの球根がやっと花を咲かせてくれました、ならば秋に葉を伸ばしてくるだろうと気にかけていたら葉も伸ばしてきていました
球根が半ば露出しながらも葉を伸ばしています
出始めたばかりの葉
これは頂部だけでなく脇からも葉が出ています、今までも葉を伸ばしていたんだろうけどあまり多くなく気が付かなかったんだろうな
すっかり露出した球根からも葉、ヒガンバナは根を伸ばして球根を地中に引っ張り込む性質があるそうですがここまで露出すると無理か、これはその後何者かに齧られていました、イノシシでさえ食べない有毒な球根なのに食べるやつがいるんですね
芽生え(2015年10月撮影)
ヒガンバナは葉見ず花見ずとも言って花と葉が同時に見られないのですがこれは足元で葉が出始めています
こんなに沢山出ているのもありました。季節的にこの花はちょっと遅く咲いてきたんですけどね
単子葉だと子葉と本葉の区別があまりないので面白みはない
球根が随分露出しています。なんでも地中に伸びた根が球根を引っ張りこんで自ら地中に潜っていくとか

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