ヘラノキアオイ科シナノキ属 樹皮
(2018年7月撮影)
高木になるヘラノキ、これで10m以上あるでしょうか、遥か上の方で花が咲いているのが分かります
花は花柄ごと落ちるようで花弁や雌しべ雄しべも付いています、普通ならこれでも十分なんですが
やはりぶら下がるようなこの花序を撮りたい。この木は下の方の枝が横に張り出して目の前で花を咲かせます。でもこの枝はいつ折れてもおかしくない状況で何時まで撮れるやら
更に花序以上に撮りたいのが総苞葉、これが箆に似ていて名前の元になりました
長さ3−5cmの長楕円形、下部は花柄にくっついています
花もちょっと変わっている、花弁と萼片は同じような形、舟形で内側が窪んでいます。子房から真っすぐ太めの花柱が伸び柱頭は幾つかに裂けている
こちらは咲いたばかりでしょうか、薄緑色の萼片とやや白い花弁の違いが分かります
花弁の間に大きな水滴のような蜜が出ています
こちらは花弁と雄しべが殆ど落ちている、柱頭は多裂。花が揺れるせいかブレ写真増産、あまりいい写真が撮れなかった
葉は互生で卵形〜卵状長楕円形、鋭い鋸歯がある
(2017年7月撮影)
今まで確認していたヘラノキ、高木の上に全く近寄れず、以前は作業小屋の上の落花で気がついただけ、その後その小屋も撤去されて花を見ることもなかった
久しぶりに見てみました、望遠でこの程度なんとか花序は分かりますが詳細は全くわからず、蕾が多そう
別の場所で見つけました、でもここも高木
花が咲いているのが分かります
下に垂れ下がっていた枝に花が咲いていた、マクロで撮れるよホッ、葉腋から集散花序をつけ下向きに花を咲かせます
花序に総苞葉が1枚あります、この形から箆の木と名付けられた、シナノキにも同様の総苞葉があるようですけどね、撮影時には全く気が付かず何とか写っているのがありました
萼片と花弁は5枚づつ、どちらも同じような色形です
白い子房から長い花柱が伸びて先端の柱頭が5裂している、萼片と花弁の間の水滴は蜜なんでしょうね、タップリ出ているな
樹皮(2017年7月撮影)
縦に裂ける樹皮、早朝薄曇りで意外と暗かったようでブレ写真増産、花の正面や葉等撮りたかった

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