ヘクソカズラアカネ科ヘクソカズラ属 4弁
果実・種子
虫こぶ
(2020年7月撮影)
毎度お馴染みのヘクソカズラ、それくらい普通に見られます
花筒内部は赤く花冠先端はフリルのように浅く5裂している、別名灸花だけど灸も滅多に使わないかな
花筒に粒状の毛が密生する、蕾の頃はあまり目立たないようです
迷うことなくカット(笑)、ヨレヨレしているのが2本の花柱、雄しべは5本ありますが長い葯が3つ見えています、残る2個はカットした方についていたようです
内部の腺毛もすごい、花柱は基部で合着しているそうです
楕円〜狭卵形の葉
表面に毛が散生している、真横から光が当たってわかりやすかった。
裏にも毛が密生、偶々写っていたのをトリミングしました
花に昆虫が訪問していました
蜜を求めて頭を突っ込んでいます
頭隠して尻隠さず状態、隠れているわけじゃないけど
ほぼ全身が入りました、この後他の花に気を取られて出ていくとこを確認しなかったけど昆虫の構造からして後ずさりするのではなく内部でUターンして出たんでしょうね
(2017年7月撮影)
ブロックの隙間に生えていたヘクソカズラ、環境がよくないせいか葉に元気がありません
でも花は普通に咲いている、中央部が赤く火傷しているようにみえることから別名ヤイトバナ、ヤイトで検索したら魚の名前が出てきた、高級魚らしい、花と魚が同じ名前なのは時々目にしま
赤い花筒部分とフリルの付いた真っ白な花冠裂片が美しい、これでこの名前ではなく数も少なかったら観賞用に植える人もいるだろうな
花筒部分には粒状の毛が密生、内部が透けて赤く見えているけど個人的にはこれが嫌い、真っ白のままの方がスッキリしていると思うけど
花冠を一部取り除いてみました、長い2本の花柱が見えています、下の方にはそれより色が濃い花糸が見えている
花柱先端曲がっているのが柱頭のようです、黒く見えているのが約かな、内部には毛が密生し腺毛も混じっている、アリがやってきていましたが流石にこの内部に入るのは難しいだろうな
花冠が落ちて子房がむき出しになっている
葉は対生、楕円形または細長い卵形、花が咲いていない内にこの葉を見ると一瞬なんだろうと考えます
(2015年9月撮影)
ヘクソカズラは何処ででも見られるので撮るのは気分次第か何か変わったのを見つけた時
普通花筒部分外側は白っぽいのですがかなり赤いのがありました。白と赤が混在しています
まるで蚊が血を吸って腹が赤くなったような状
先端の花弁も白でなく水が沁みこんだような色をしています。朝露に濡れたのなら他の花もこうなりそうだけどそうでもないのもあるしね
糸状に出ているのは花柱、雄しべが出てくることはありません
中が空っぽだけど雄しべ見えてないか
4弁(2007年8月撮影)
普通花冠は5裂だがこれは4裂
果実・種子(2014年12月撮影)
冬になってもまだ幾らでも見られるヘクソカズラの実、種子を見るために撮ってみました
萼片に包まれた丸い実、先端に萼の跡が残っています。1枚目の写真で下の方の実が黒くなっていますが小さな穴が開いていました、実を食べる虫がいるようです
軽く押しつぶしてみると中から種子が出てきます。臭い臭いは全くなく青臭さを感じる程度でした
一つの実に半球形の種子が二つ入っています、実とほぼ同サイズ。内側が少し凹んでますね、マルイ側の表面に微小突起が密生しているそうだがコンデジではさすがに無理かな
ヘクソカズラツボミマルフシ(2009年9月撮影)
虫こぶなるものがあることを知った第一号
粉砂糖をまぶした上品な和菓子のようでほんとに美味しそう
中を割ってみると小さな幼虫(オレンジ色)がたくさん入っていました

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